サミットは2008年からほぼ毎年開催されており、今年は「日台観光新章:交流の深化に向けて」をテーマに6月1日まで行われる。観光行政や旅行業、運輸、宿泊業などの関係者らが日本から約120人、台湾から約80人出席している。
石破首相は、鳥取と台湾を結ぶ直行便により、約3時間で互いのグルメや伝統文化などに触れられると、その利便性をアピールした。
晩さん会に出席した平井伸治鳥取県知事は取材に対し、直行便の就航で地域全体が喜んでいると強調。台湾と山陰地方に交通の架け橋ができたとし、サミットの参加者には温泉などを楽しんでもらいたいと語った。
大勢の観光客が地域住民の生活や環境に悪影響を及ぼすオーバーツーリズムが東京や京都などで問題になっていることについては、直行便により観光客が地方に分散するとの見方を示した。
(戴雅真/編集:齊藤啓介)