衛生福利部、台風4号被災支援の寄付金募集　海外からも受け付け
台風4号の影響で倒壊した送電塔＝南部・嘉義県布袋（台湾電力提供） 画像（1枚）
（台北中央社）今月上旬に台湾を襲った台風4号の被害を受け、衛生福利部（保健省）は21日、管轄する財団法人賑災基金会を通じて寄付金の受け付けを始めたと発表した。国内だけでなく、海外からの寄付金も受け付ける。
受け付けは8月20日まで。

台風4号は6日深夜に南部・嘉義県に上陸。7日朝にかけて台湾西部を縦断した。中部や南部を中心に大きな被害が出た。

農業部（農業省）によれば、農林水畜産被害額は18日午後5時までの推計で南部・台南市や嘉義県、中部・雲林県を中心に総額32億5538万台湾元（約162億7690万円）に達した。電柱などの設備が被害を受けた台湾電力は、被害総額が10億元（約50億円）を超えると見積もっている。建物の損壊や浸水なども発生した。

衛生福利部社会救助・社工司は報道資料を通じ、寄せられた寄付金は災害支援や緊急医療、被災者の収容、復興に充て、被災地域や被災者が困難な状況を乗り越えられるよう支援するとした。

国内では銀行振り込み、コンビニエンスストアのマルチメディア端末、電子決済サービス「LINE Pay（ラインペイ）」の三つの方法で寄付が可能。

海外からは金融機関の国際送金で受け付ける。必要な情報は次の通り。

受取人の取引銀行名・支店名＝LAND BANK OF TAIWAN CHANGCHUEN BRANCH▽スイフトコード＝LBOTTWTP102▽住所＝No.156, Changchun Rd., Zhongshan District, Taipei City 10459, Taiwan（R.O.C.）▽受取人口座番号＝102-005-19896-5▽受取人名＝Taiwan Foundation for Disaster Relief

（曽以寧／編集：田中宏樹）
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