23日にタイ・カンボジア国境で新たに発生したタイ兵士の地雷被害を受け、タイ政府は、カンボジアとの外交関係を格下げすると発表した。駐カンボジアのタイ大使を召還。

バンコク駐在のカンボジア大使を追放する。

公共放送PBSなどの現地報道によると、プームタム・ウェーチャヤチャイ首相代行は、カンボジアに正式な抗議書簡を送付した。

タイ軍によると、新たな地雷事件は23日午後4時55分、東北部ウボンラーチャターニー県のカンボジア国境付近で、兵士らがパトロール中に発生。地雷により兵士5人が負傷。うち1人は右足を失う重傷。

同県では16日にも、チョンボク国境付近で、タイ兵士3人が重軽傷を負う地雷事件が発生。タイ当局は、5月28日の両軍の銃撃戦以降、カンボジアが新たに敷設した対人地雷だと判断していた。

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