国民党立法委員24人へのリコール投票 全て不成立／台湾
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（台北中央社）「親中」とされる最大野党・国民党所属の立法委員（国会議員）24人に対するリコール（解職請求）の賛否を問う住民投票は、26日投開票され、全てが不成立となった。中央選挙委員会が投票の特設ページで公表したデータや立法委員本人の発表などで分かった。


台湾では昨年1月行われた立法委員選挙で、113議席のうち、52議席を国民党が獲得して与党・民進党の51議席を上回り、「ねじれ」が生じている。同年5月には国会改革法案を巡り与野党が激しく対立し、その後立法院（国会）周辺では与党と野党、それぞれの支持者や団体が断続的に集会を開くなどした。

今年に入ってからは、リコール支持の市民団体や国民党が双方の立法委員のリコール投票を求める署名運動が活発化。最終的に国民党立法委員だけを対象にした投票の実施が決まった。

8月23日にも7人を対象にした投票が行われる予定。解職が成立した場合、当該選挙区では3カ月以内に補欠選挙が実施され、民進党は6議席以上を獲得すれば、過半数を確保できる。

（編集：齊藤啓介）
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