中央選挙委員会によれば、反対が12万4360票で、賛成の8万6291票を上回った。
高氏は25日、台北市内で行われた国民党主催の集会で、リコールが成立した場合、残りの任期が2年未満と半分を下回っているため補選は行われずに中央政府が後任を指名すると強調。新竹市民の権利を奪うものだなどとして支持を呼びかけ、賛同を得た。
高氏は1984年生まれ。台湾大でエンジニアリングを学び、鴻海(ホンハイ)グループで要職を務めた経験を持つ。柯文哲(かぶんてつ)前台北市長が2019年に立ち上げた第2野党・民衆党に所属し、20年には立法委員(国会議員)に初当選。22年には38歳で新竹市長に当選し、台湾最年少市長となったが、立法委員在任中の秘書給与詐取などで24年7月に一審有罪判決が言い渡され、停職となり離党していた。
(編集:齊藤啓介)