朱党主席は、台湾人民は投票を通じて、台湾の民主主義が成熟し、偉大であることを証明し、皆で民主主義と台湾を守ったと強調。
また8月23日に別の7人の国民党立法委員に対して行われる予定のリコール投票については、政治の茶番が終わることを望むとし、政治闘争をやめて景気対策などにしっかりと取り組むことこそ、全ての人々の幸せになると語った。
頼清徳(らいせいとく)総統に対しては、人民に謝罪し、反省して、世界的な経済競争や関税・貿易戦争に直面する中で台湾はどうすれば難局を乗り越えられるか考えるべきだと述べた。
さらに台湾の多様な価値観や民主主義の本質を守ったとし、有権者に感謝の言葉を述べた。
第2野党・民衆党の黄国昌(こうこくしょう)党主席も同日、民進党はリコール運動を推進してデマを流し、恣意(しい)的にライバルを中傷したと指摘。また憎しみをあおって台湾に前例のない分断を生んだなどと批判した。
その上で、行政の中立性に著しく反し、行政資源を乱用した卓栄泰(たくえいたい)内閣は即座に解散し、組閣し直すべきだと語気を強めた。
(王承中、郭建伸/編集:齊藤啓介)