(台北中央社)中度台風(台湾基準)台風11号が台湾に接近・上陸した影響で、13日は台湾の国内線が全便欠航になった他、台湾鉄路(台鉄)では南部や東部の区間などで運休するなど、交通への影響が出ている。

マンダリン(華信)航空やユニー(立栄)航空、徳安航空の13日の国内線は全便欠航になった。
チャイナエアライン(中華航空)やエバー(長栄)航空、タイガーエア台湾(台湾虎航)、スターラックス(星宇)航空の国際線は、桃園空港や高雄空港発着便を中心に欠航や時間の変更が出ている。

台湾本島と離島を結ぶフェリーや、中国・福建省に近い馬祖・金門と中国を結ぶフェリーなども12日から13日にかけて欠航が相次いだ。

台湾高速鉄道(高鉄)は13日午後2時以降、通常ダイヤでの運行を取りやめ、全線各駅停車の列車を南行きと北行きでそれぞれ毎時3本運転する。ビジネスクラスを除き、全席を自由席にするとしている。

台鉄は西部幹線の彰化(中部・彰化県)―枋寮(南部・屏東県)間で終日、台東線と南廻線では午後6時まで、沙崙線では午後に運行する列車を運休する。その他の区間でも運転区間を短縮したり、運行を取りやめたりする列車がある。

また南部や東部の一部の道路では、橋や山間部で通行止めとなっている。

(編集:齊藤啓介)
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