(台北中央社)交通部観光署(観光庁)は20日から25日にかけて、台湾の宿泊業、旅行会社、観光農場などの関係者と共に日本を訪問し、福島と仙台でB2B(法人向け)のPR活動を行った。仙台では23、24両日に消費者向けのイベントを開催し、ワークショップや物販などを通じて台湾観光の魅力を紹介した。


観光署が東北地方で台湾の観光業者と共にPR活動を行うのは6年ぶり。福島での実施は初となる。訪問団は21日と22日に計2回のB2Bイベントを行い、現地の旅行業者100人以上が参加した。最新の観光情報を紹介した他、台湾と東北地方を結ぶ直行便を運航する台湾の航空会社によるプレゼンテーションも行われた。

23、24日にはJR仙台駅近くの商業施設で観光PRイベント「台遊館 in 仙台」を開催。台湾に住むエスニックグループの一つ、客家のお茶「擂茶」(れいちゃ)の試飲や台湾マジョリカタイルのワークショップ、台湾原住民(先住民)族ツォウ族によるパフォーマンスなどが催された。

観光署は、今後も日本市場でターゲット別のPRを実施し、修学旅行やクルーズ観光、親子旅行、グルメ観光などテーマを設けたPRに焦点を当てる他、日本旅行業協会と共同開催している天灯(スカイランタン)上げイベントなどの大型誘客活動も進めていくと説明した。

外国人個人旅行者を対象に実施している抽選キャンペーン「遊・台湾で金運も開運も狙っちゃおう!~Taiwan the Lucky Land」は9月30日まで行われる。

(黄巧雯/編集:名切千絵)
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