(台北中央社)台湾コンテンツの海外展開を推進する台湾クリエイティブ‧コンテンツ‧エイジェンシー(文化内容策進院、TAICCA)は8月下旬から今月上旬にかけて、出版取次大手トーハンと協力し、日本とタイで業界関係者向けのPRイベントを開催した。海外市場で受け入れられるポテンシャルやメディアミックス展開、リメークの可能性を持つ台湾のオリジナル作品100点余りを紹介した。
TAICCAが17日、報道資料で明らかにした。

イベントは8月26日に東京で、今月9日にバンコクで開催された。日本でのイベントには台湾企業5社が参加し、出版社の新書館や朝日新聞出版、楽天グループなど日本の漫画コンテンツ関連企業約50社と交流した。25回の商談会も実施された。日本の参加者からは、BL(ボーイズラブ)やGL(ガールズラブ)、時事関連、小説にリメーク可能な作品に特に大きな関心が寄せられたという。

トーハンの小野晴輝取締役は、TAICCAと共に台湾作品の日本やアジア市場への進出を後押しできることは喜ばしいとし、今後、より多くの面で協力できるよう期待を寄せた。

TAICCAの王時思董事長(会長)は、台湾漫画には日本の読者が増えているとし、トーハンとの連携によって、海外での取引などを拡大させていけるよう意欲を示した。

(王宝児/編集:名切千絵)
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