同展示会は19日までの3日間、開かれている。公式サイトによれば、循環型経済やサステナブル経営の実現を目指す企業の経営者、設計・製造部門などが来場者として想定されている。
報道資料によると、繊維業やバイオテクノロジー、プラスチックリサイクルなどの分野の企業が集結。海洋ごみの繊維で作られた衣料品から再生素材まで多彩な成果を展示した。台湾が廃棄物を資源化する取り組みの現状を、日本の大規模展示会で示す初の機会となったという。また、台湾企業の技術や成果、応用事例を紹介する説明会も企画した。
同委員会の管碧玲(かんへきれい)主任委員(大臣)は、16日にリモートで出展者らを激励。台湾の海洋関連企業などについて、持続可能な海洋の促進で具体的な成果を上げていることに加え、サステナビリティーの理念を日常生活に浸透させており、さらに「規模は小さいが美しく、テクノロジーに強い」という特色を発揮しているとたたえた。
その上で、台湾は海洋ごみという挑戦を循環の機会に転換するとの決意を、世界に向けて発信する必要があると強調した。
(洪学広/編集:田中宏樹)