CMには高校生の男女が登場。行列や価格などを理由に、ドリンクスタンドの飲料よりも純喫茶の方が優れていることをアピールする。舞台は台北で、繁華街の西門町や、台北駅前の予備校街が描かれた。
報道資料によれば、テレビCM業界で20年以上のキャリアを持つ朱沛寰さんがプロデュースし、台北商業大学助理教授(助教)の魏子彬さんが監督を務めた。約3カ月かけ、手描きで制作された。
同社は、キャラクター設定から背景美術に至るまで台湾らしさを取り入れた他、作中には「漁師網バッグ」や「青白サンダル」といった、台湾人にとっては日常的な小物も“隠し要素”として盛り込まれていると説明。見る楽しさを高めるとともに、台湾のアニメ広告の文化的観察力や表現力を示しているとした。
入賞作品は20日、京都市内で開催される「京都国際マンガ・アニメフェア」内で発表される。
(趙静瑜/編集:田中宏樹)