イタリアテーマ館や児童書テーマ館、台湾漫画館、絵本物語館、教育書エリア、文学書エリアなどが設けられており、会期中200以上のセミナーやワークショップが開催される他、手作り体験もできる。
同部傘下の国立台湾文学館(台文館)が企画した文学書エリアでは「文学と未来の距離」と題した特別展が行われている。同部の李静慧(りせいけい)政務次長は、深みと社会性を持った文学をいかに分かりやすい児童や青少年向きの内容にさせるかは同部が台文館に与えた課題だが、同館は特別展を通じて的確に対応したと述べ、文学が児童の翼になることを望むとあいさつした。
台文館の陳瑩芳館長は同特別展について、「文学がいかに世界を変えるか」といった読書の現場を子どもたちに体験させるかがテーマだと紹介。多分野にまたがり、来場者とのやり取りができるユニークな形で文学のコンテンツを表現していると説明した。
同特別展では、イタリアで賞を獲得した台湾のイラストレーターの作品が見られるコーナーが設置され、大人と子どもが共同でゲームを創作できる。また文学や音楽、演劇が融合したイベントも楽しめる。
台湾国際児少書展は台中国際展覧館で21日まで。
(邱祖胤/編集:荘麗玲)