(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は21日夜、アフリカで唯一、中華民国(台湾)と外交関係を有するエスワティニ(旧スワジランド)への訪問が見合わせとなったことを受けてフェイスブックを更新し、搭乗機が上空を飛行する予定だった一部の国が中国の圧力によって飛行許可を取り消したと説明した上で、「台湾が外部からの阻害によって変わることはない」と述べた。

頼総統は22日から27日までの日程でエスワティニを訪問し、国王ムスワティ3世の即位40周年と58歳の誕生日を記念した式典に出席する予定だった。
訪問見合わせは21日夜に発表された。

投稿で頼総統は「中華民国台湾は主権を有する独立国家であり、台湾人は世界に向かって進み、理念が近いパートナーと協力関係を深める権利を有している」と言及。「中国の抑圧行為は現状の地域の安全を破壊するだけでなく、台湾の人々の感情も傷つけ、さらに権威主義国家が国際秩序や平和、安定に与える衝撃や危害を再び示した」とした。

また、台湾のエスワティニを重視する姿勢や友好関係は一切変わらず、式典には特使を派遣する他、外交チームが今後も2国間の協力計画を進めると説明。重要な局面で手を差し伸べてくれる国々に感謝しており、台湾は孤立せず、友好的なパートナーとともに民主主義と自由を守り、地域の安全と安定を守っていくと語った。

その上で「いかなる脅しや抑圧も、台湾が世界に向かって歩む決心は変えられず、台湾が国際社会に貢献する能力を否定することもできない。この世界に向かう道筋は時に逆風に直面することもあるが、台湾が世界と友人関係を築こうとする真心は、外部の阻害によって変わることはない」とつづった。

(頼于榛、葉素萍/編集:田中宏樹)
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