―[メンズファッションバイヤーMB]―

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。
連載第570回をよろしくお願いします。
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ユニクロGUで愛用している最新アイテム

 一昔前なら「誰が着るんだコレ……」と思うような洋服を展開していたユニクロGUですが、グローバルブランドに成長し製品開発も洗練され、今ではどれを買おうか決めきれないほどの「当たり服」だらけとなりました。

 ただし、やはりアパレル業界人の目は厳しい!

 今回は年間3000万円洋服を購入している日本屈指の洋服コレクターである私が、「今季ガチの私物としてユニクロGUで愛用しているもの」を5つほど紹介します。

コスパのいいセットアップ

・コードレーンジャケット ENGINEERED GARMENTS 3990円
ユニクロ・GU「今年の最高コスパ品」「590円という破格」関係者が“私物”として愛用する3つの傑作アイテム
コードレーンジャケット ENGINEERED
・コードレーンイージーパンツ ENGINEERED GARMENTS 2990円
ユニクロ・GU「今年の最高コスパ品」「590円という破格」関係者が“私物”として愛用する3つの傑作アイテム
コードレーンイージーパンツ ENGINEERED GARMENTS
 セットアップなので1つとしてカウントさせていただきました。

 GUとENGINEERED GARMENTSとのコラボレーション。GUは最近世界進出の一歩としてSOHOで店舗をオープン、ENGINEERED GARMENTSはNYで人気のブランド。海外向け施策の一環だと思われます。

 しかも、ENGINEERED GARMENTSは元々渋谷のカルト的人気を誇るセレクトショップ・ネペンテスから生まれた日本ブランド。ローカルだけに協業もしやすく、海外受けも強いということで今のGUにはベストマッチなパートナーだったのでしょう。

7000円でこれを実現した関係者に敬意を表したい!

ユニクロ・GU「今年の最高コスパ品」「590円という破格」関係者が“私物”として愛用する3つの傑作アイテム
MB
 悲願の世界進出だけに今回のコラボは気合いが入っています。なんとジャケットで3990円、セットで購入しても7000円以内で揃ってしまうという驚異的な価格設計。ENGINEERED GARMENTS本体で揃えるなら10万円では利かないほどなので、この価格がどれだけ異常か理解できるでしょう。

 トレンドを感じさせるブランドではありますが、ENGINEERED GARMENTSは基本大人向け。落ち着いたセットアップにギミックのきいたデザインがちょうど良い差別化をしてくれます。背中は深いダーツを入れシルエットをAライン型の広げ体型を隠せるし、ポケットはアシンメトリーでビジネス感ゼロ。
素材は通気性と軽量性を備えた夏まで使えるラフなもので、かつ袖はカフス付きのシャツ風デザインになっているので自然に袖まくりもできる。

 もちろん素材は服好き・本家のENGINEERED GARMENTSファンからすれば雲泥の差であることは明白ですが、それでもこれを評価できない人はもはや「盲目的」であるとしか言えません。だって上下7000円でこれ以上何を求めるのですか? 服好きであってもこのパターンは十二分に価値がある。

 ちょっとそこまで、的なワンマイルウェアとしても活用できるし僕は大変満足しています。もちろんもっと上質な素材であれば言うことナシですが、7000円でこれを実現した関係者に敬意を表したい! 今年の最高コスパ品の一つだと思います。

オシャレ着用のポロシャツ

・ウォッシャブルニットポロセーター 2990円
ユニクロ・GU「今年の最高コスパ品」「590円という破格」関係者が“私物”として愛用する3つの傑作アイテム
ウォッシャブルニットポロセーター
 カノコポロ一辺倒だったユニクロがエアリズムなどの機能素材を使ったビジネスポロを展開してい久しい昨今。快適でそれなりにちゃんと見えるポロシャツの開発は行っていたものの、どこか皆「無個性」、退屈でつまらないポロシャツばかりになっていました。

 そこでユニクロは昨年から「おしゃれ着用のポロシャツ」としてこちらニット素材のものをリリース。

上質な風合いもすごい

ユニクロ・GU「今年の最高コスパ品」「590円という破格」関係者が“私物”として愛用する3つの傑作アイテム
MB
 今までのモダンで現代的なデザインではなく、クラシック・ラグジュアリーなデザイン。リブはややフィット感を強く、襟は大きめで、編み地がしっかりと分かるクラシックなもの。ジョンスメドレーなどのラグジュアリー系ポロシャツを明らかに意識した美しい仕上がりです。

 もちろんドライカノコやエアリズムカノコなどと比べるとニット素材なのでやや暑苦しい印象はありますが、その分重厚感と高級感は段違い。どう見てもウールやコットン、シルクなどを混紡しているような上質な風合いもすごい。

 カーキカラーを選んでタックインしてスラックスと合わせれば南青山を歩いていても恥ずかしくないほどのおしゃれが作れます。
個人的にはジャケットのインナーとして使うのも好き。

おじさん世代まで人気のTシャツ

・ヘンリーネックT 1490円
ユニクロ・GU「今年の最高コスパ品」「590円という破格」関係者が“私物”として愛用する3つの傑作アイテム
ドライカラークルーネックTシャツ
 長らくトレンドとして君臨してきたクルーネックから、徐々に最近は「肌見せ」需要が高まっています。

 そこで、でてきたのがヘンリーネック。VネックやUネックのようにガバッと開いたものは抵抗がある……でも、クルーネックからは脱却したい……そんな矛盾する想いを叶えたものがヘンリーです。

 ボタンを閉めればクルーネックに、開ければ肌見せもできる二面性を持つヘンリーはZ世代が火付け役となり、今はおじさん世代まで人気が広がっています。

今季のヘンリーの中では特別な存在

ユニクロ・GU「今年の最高コスパ品」「590円という破格」関係者が“私物”として愛用する3つの傑作アイテム
MB
 ヘンリーネックといえばヘルスニットですが、スラブ生地を使ったり、粗雑でアメリカンなデザインが多い。ところがGUのヘンリーは同じスラブ生地ながらややクリーンな印象でコンパクトなサイズ感で仕上げており、どこか上品な匂いを感じる。

 カラーリングも落ち着いており、今季のヘンリーの中では特別な存在。ちょい大きめで着用するのもいいですが、タイトフィットでワイドパンツなどに合わせるのが今年風です。

ユニクロきっての破格Tシャツ

・ドライカラークルーネックTシャツ 590円
ユニクロ・GU「今年の最高コスパ品」「590円という破格」関係者が“私物”として愛用する3つの傑作アイテム
ドライカラークルーネックTシャツ
 590円というユニクロきっての破格Tシャツ。こちら長年愛用しており毎年買い続けています。

 オーバーサイズが広く流通する中、時代を逆光するかのごとくタイトフィットモデルとして展開され続けているこちら。今年来年あたりからいよいよオーバーサイズが落ち着いてきて、こちらがトレンドとして君臨しそうな予感。

590円は間違いなく買い

ユニクロ・GU「今年の最高コスパ品」「590円という破格」関係者が“私物”として愛用する3つの傑作アイテム
MB
 タイトフィットといってもショルダーにはゆとりがあるし、柔らかく薄手のTシャツなので伸縮にも優れています。

 また、この手のTシャツは「買ったときは綺麗でも、1度洗うとシワシワでダサくなる」ことが多いですが……こちらは化学繊維を混紡しており、洗っても表情がまったく変わらない。しかもどう見てもどう触ってもコットンにしか感じられず合繊のイヤな感じも全くない。
これで590円は間違いなく買いです。パジャマとして考えても破格ですよ。

最近話題のバレルジーンズ

・EZYバレルジーンズ 4990円
ユニクロ・GU「今年の最高コスパ品」「590円という破格」関係者が“私物”として愛用する3つの傑作アイテム
EZYバレルジーンズ
 最近話題のバレルジーンズ。

 カーブがかかったデザインになっており足のラインを拾いにくく、かつ上から下まで太いワイドと比べるとやや落ち着いた印象があるのも人気の秘密。カーブがかったデザインは固めの素材でないとなかなか表現できないのですが、こちらは柔らかいスウェットライクな素材を使っていながらも巧みなパターンである程度ちゃんと「バレル」してます。

高品質なアイテム

ユニクロ・GU「今年の最高コスパ品」「590円という破格」関係者が“私物”として愛用する3つの傑作アイテム
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 また夏はジーンズだとどうしても蒸れてしまう。こちらはジーンズの見た目だけど実際は二重織のスウェットのような生地。

 薄手のスウェットとして感じられない履き心地と通気性もある程度あり、ジーンズの窮屈感はありません。4990円と少々値段はしますが、デニムにこだわりのあるユニクロだけあり高品質なアイテムとなっています。

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【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『ロードマップ』のほか、『MBの偏愛ブランド図鑑』『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Xアカウント:@MBKnowerMag)
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