その日、Tさん(投稿時:栃木県在住40代女性)が高校生の娘を迎えに行くと、彼女は黒い大きな傘をさしていた。

それはTさんが見たことのないもので、「その傘どうしたの?」と娘に尋ねると......。

<Tさんからのおたより>

10年近く前、娘が高校1年生だった時の夏ごろのことです。

自転車で下校中、急な豪雨に見舞われました。

娘は大きな木の下で雨宿りをしていたのですが、そこに車で通り掛かった男性がいて......。

男性は車を降りてくると...

男性は娘に傘を手渡してくれたそうです。

私がその場所まで車で迎えに行った時に、娘が見知らぬ黒い大きな傘をさしていたので、「その傘どうしたの?」と聞くと、「知らない男の人が車から降りて走って来て、もう一本あるから大丈夫だから、と手渡してくれた」と言っていました。

突然のことでびっくりして、きちんと御礼が出来なかった、とも。

ゲリラ豪雨の中、車から降りるのも大変な所、わざわざ娘に傘を届けてくれるなんて私もとても驚きました。

我が家の傘入れには、その時の傘がずっと置いてあります。見るたびに心が温まる思いがします。

もし会えるのなら、「ありがとう」が言いたいです。


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