コロナで経営苦難の映画館、ゲーム用にスクリーンをレンタルできるサービスを開始(イギリス・アメリカ)

映画館がスクリーンをレンタルできるサービスを開始 Derks24/pixabay
 コロナが引き起こしたパンデミックの影響により、映画館用のポップコーンの売り上げは大打撃を受け、世界中の映画館自体もその多くが財政破綻に直面している。

 現在、閉鎖となったり再開の目途が立たない映画館がある中で、財政難の巻き返しを図ろうと地域によってはオープンしている映画館もあるが、やはりどこも現状は厳しいままだ。

 そこで、アメリカやイギリスの大手チェーン映画館会社は、映画館の劇場を貸し切りにしたり、スクリーンをレンタル可能にしてゲームができるサービスを提供するなど、様々な工夫をしているようだ。
【アメリカの大手チェーン映画館、貸し切りサービスを提供】

 アメリカン・マルチ・シネマ(通称AMC)は、映画館を再開させるにあたり、観客が安全に映画鑑賞できるよう努めてきたが、10月から最新映画をいち早くビッグスクリーンで見たい人のために、制限された状況でも楽しんでもらおうと、99ドル(約10400円)+税で劇場をレンタルするサービスを開始した。


 通常の映画1本分のチケットよりもはるかに高額となるが、それでも劇場1つ分のレンタル料としては、かなりお手頃な値段といえよう。

 コロナの規制ガイドラインに沿っていれば、劇場には購入者だけではなく、友人や家族と一緒に入ることが許可されているそうだ。

【イギリスの大手チェーン映画館でもスクリーンのレンタルサービス】

 AMCに倣い、イギリスの大手チェーンオデオン(ODEON)も、劇場の1つをゲーム用に貸し出すサービスを実施した。


 オデオンによると、場所と時間にもよるが、このサービスは100ポンド(約13700円)からとなっており、レンタルすればビッグスクリーンで好きなゲームがプレイできる。

 なおTwitterでは、メール予約した人には10%オフのサービスも提供しており、ゲーム好きの興味をそそっているようだ。

 メディアが報じたところによると、欧米の映画館は深刻な影響を受けているという。AMCの収益は、2019年の同じ四半期と比較して、約9億4150万ドル(約986億4000万円)も減少しているということだ。

written by Scarlet / edited by parumo

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