アメリカのマサチューセッツ州に住むある母親が、子供のベビーシッターをしてくれている18歳女性の歌声をみんなにも聞いてほしいと動画を撮影し、SNSに投稿したところ、大きな反響を呼んだ。
この女性はもともと歌うことが大好きだった。
自身のSNSにも投稿していたのだが、容姿や歌に対する様々な誹謗中傷を受け自信を失っていた。
母親は女性の事情を知った上で、その美しい歌声をSNSに投稿した。すると多くの応援メッセージが送られ、女性は自分への自信を取り戻していったようだ。
【ベビーシッターが自然体で歌うディズニー映画の歌】
マサチューセッツ州サマセットに住むニッキー・マーさん（43歳）は、娘のベビーシッターをお願いしている、18歳のデレイニー・レニー・ウィルソンさんが歌う様子を撮影した。それはディズニー映画『リトル・マーメイド』の挿入歌「Part of Your World（パート・オブ・ユア・ワールド）」だ。
要音声で以下の動画を見てほしい。
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【ネット上で誹謗中傷を受け自信を失っていた少女に再び歌を】
この撮影をするにあたり、マーさんにはある思いがあった。マーさんは地元の高校教師である友人から、「デレイニーは、本当に歌が上手なの」と聞かされており、事実デレイニーさんの歌はとても美しかった。
「もっと歌って」と勧めていたのだが、デレイニーさんは「自分に自信がないから」と、人前で歌を歌うことを躊躇していた。
実はデレイニーさん、SNSで自身が歌っている動画を投稿していたのだが、声だけでなく容姿や性格を批判するコメントが多く寄せられ、とても辛い思いをしたそうで、自分や自分の歌に対しての自信を失っていたのだ。
彼女本来の素晴らしさを知るマーさんは、デレイニーさんに自信を取り戻してほしくて、カメラを意識せずに歌う彼女の姿と歌声がどれだけ美しいかを知ってもらう為、その姿をこっそり撮影し、本人の許可を得てSNSに投稿することにしたのだ。【その美しい歌声に思わず涙】
カメラをベビーシッターの部屋に近づけていくマーさんは、娘の部屋から聞こえる歌声に思わず涙ぐんだ。
それほど、デレイニーさんの声は素晴らしかったのだ。
「私には美しさだけしか見えない。きっと娘も同じ気持ちだと思う。デレイニーを応援して、たくさん歌わせてあげましょう！」と伝えたマーさんは、その後すぐに多くのユーザーらかの前向きな反応を受け、喜びの声をあげた。
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【その歌声にネットは大反響】
TikTokでシェアされた動画は、あっという間に1390万回を超え、デレイニーさんは複数のメディアでも注目を集めるようになった。
マーさんは、あるメディアの取材でこのように話している。
デレイニーは、才能がある子だと私は既に知っていました。動画をシェアして、ポジティブな反響や彼女への多くのサポートが寄せられて本当に嬉しく思います。一方、デレイニーさんは取材でこのように応えている。
私はソーシャルメディアの力を信じています。心無い言葉を浴びせ、人を陥れるような悪い面もありますが、今回のように、前向きな結果をもたらすことが可能だという非常に良い面がありますから。
それを使う私たちが、良いことを広めようと選択した場合、多くの素晴らしいことが起こるのです。今回の出来事は、その1つだと言えるでしょう。
去年、自分の歌う姿や歌声をSNSでシェアしたら、声だけじゃなく容姿や性格に関してまでも批判され、否定的なコメントが多くの人から寄せられました。とても辛かったので、しばらく投稿するのを控えていました。この出来事以降、デレイニーさんは多くのユーザーらから歌のリクエストを受けたり感動のコメントを寄せられたりし、再び自分の歌声をSNSアカウントでシェアし始めた。
私は、カメラの前で歌うと、意識しすぎて自然に声を出せないことが多いんです。それに見た目に自信もないし…。
でも、マーさんがこっそり撮影した動画を見て、初めてカメラを前にする自分とは違う自分がいると感じました。
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マーさんの動画は、デレイニーさんに自信を取り戻させるいいきっかけとなったようだ。[画像を見る] ちなみに、デレイニーさんは今後同州ボストンにある名門「バークリー音楽大学」への入学が決まっているという。
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら：ベビーシッター女性が子供に歌う天使のような歌声に大反響。自信を無くしていた女性が再び希望を取り戻す https://karapaia.com/archives/52304002.html
