
本来ならこういった兵器が仕様されない世界が望ましいのだが、お互いの正義と正義がぶつかり合う為に、争いごとはなくならないのが悲しい現実だ。
ここでは、現実世界で開発された10のSF的兵器を見ていこう。中には失敗作もある。
10. 敵から完全に身を隠して撃てる銃用「コーナーショット」
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At the Range: Corner Shot CSM
自分の体をチラリとも見せずに、敵を狙える銃があったらスゴいだろう。「Corner Shot Holdings」社の「コーナーショット」は、それを可能にする銃用のアタッチメントだ。
殺傷・非殺傷兵器に装着すれば、物陰に隠れたままターゲットを狙うことができる。
背面部を操作すると銃先端が曲がり、カメラと小型ディスプレイが視界を確保する。そのおかげで体どころか、敵に指すら晒すことなく射撃することができる。
公式サイトによれば、銃を水平に構えたときだけでなく、縦に構えたときでも発砲できる。さらに射撃ポジションは、銃から手を離すことなく変更可能なので、不意に敵と遭遇した場合でも速やかに応戦することができる。
コーナーショットは、武器というよりその付属品と思うかもしれない。しかし非常に効果的で、インド、インドネシア、中国など、世界各国の軍隊にとって必須の装備になっているという。9. 透明マント「クオンタム・ステルス」