猫しか飼ったことのない男性が総勢9匹の子犬に囲まれ全員保護
 これまで猫しか飼ったことがなく、今も2匹の猫を溺愛している男性が、朝のランニングの途中で子犬たちを発見。立ち止まったところわんさかわんさか、総勢9匹もの子犬が全員男性の足元へ駆け寄ってきたやってきた。


 母犬の姿は見当たらない。このままで子犬たちを放っておくことができないと判断した男性だが、徒歩できたため、9匹全部を連れ帰るのは困難だ。

 そこで男性は友人に頼んで車を出してもらい、全員を家に連れ帰った。 

ランニングの途中で出会った9匹の子犬 アントニオさんは、かつて行っていたように朝の日課としてランニングをすることを決意し、2024年4月3日、家の近くを走ることにした。

 すると途中で、道端で子犬たちを発見。犬たちはアントニオさんの姿を見ると全員集合し、彼の元に駆け寄ってきた。


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 次から次へと総勢9匹もの子犬がアントニオさんのそばに集まってきたのだ。

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子犬たち全員を自宅に保護 母親の姿は見当たらない。もしかしたら捨てられた可能性がある。

 このまま放置することはできないと判断したアントニオさんは、これまで猫しか飼ったことがなく、犬の飼育知識はないのだが、一旦家に保護することにした。

 とはいえ徒歩で来たため、全員を抱いて連れ帰ることは困難だ。通行中の車に止まってもらおうとしたが、誰も止まってくれなかったため、友人に電話して迎えに来てもらうことにしたという。


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 アントニオさんと友人は、9匹の子犬を集めて車に乗せ、アントニオさんの家に連れ帰った。

 その後さらに現場に戻り、取り残されている子犬はいないか?母犬が近くにいないかを丹念にチェックした。

 やはり母犬の姿はない。そして見逃した子犬もいなかったことがわかり一安心だ。
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9匹全員に永遠の家を見つけることに成功 アントニオさんは子犬たちに餌や水を用意しながら、健康をチェックした。生後7週~9週間と推測される子犬たちはノミはいたものの、栄養状態はよかったという。


 アントニオさんは、この子たちに永遠の家族を見つけるためにSNSを通じて呼びかけた。

 すると41時間以内に、9匹全員の引き取り手が決まったという。
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猫組織と犬組織と提携していた可能性も アントニオさんは1人暮らしで2匹の猫を飼っていて溺愛している。

 その様子は彼のTikTokアカウントを見れば一目瞭然で、愛猫の鳴き声を録音して車のクラクションの音にしてしまうほどだ。

 海外では、日本のNNN(ねこねこネットワーク)のようなCDS(キャット・ディストリビューション・システム)が暗躍している。

 ということはDDS(ドッグ・ディストリビューション・システム)も存在しており、ひょっとすると、CDSとDDSは提携しているのかもしれない。


 例えこれまで飼ったことがなかったとしても、猫を飼っている人は犬にも愛情を注ぐことができるし、犬を飼っている人は猫にも愛情を注ぐことができることは、何かのきっかけで猫と犬、両方飼うことになった人が多いことからも実証済みだ。

 アントニオさんは優良な人材としてCDSからDDSに連絡があったのだろう。そして偶然ではなく必然的にここで出会った。

 そして9匹の子犬全員が結果的に永遠の家族をすぐに見つけることができたのだから、海外の猫・犬組織もきっちり仕事をしていると思うんだ。

 アントニオさんの元には早速里親になってくれた人から、子犬の様子を撮影したビデオメッセージが届いたそうだ。
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Written by parumo

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