
シャワーを浴びながら泣くことも...報道番組と育児の間で葛藤する日々
第一子出産後、小川さんが『NEWS23』に復帰したのは、赤ちゃんが生後3か月の時。「まだ、首も座らないですし、離乳食もまだですね」と言ってサワコを驚かせると、「お仕事のお声がけを頂いた時、プロデューサーに、"私は、子どもをもし授かれたら授かりたいと思っている。こうした責任のあるお仕事を引き受けていいのだろうかという迷いもあり、恐れもある"ということを申し上げた」と、大役のオファーに諸手を挙げて喜ぶだけではなかったことを明かしました。これに対し「出産して、色々な新しい視点だったり視野というのを得て、一回り大きくなって戻ってきてくれる」とプロデューサーから声をかけてもらったという小川さんは、この言葉に背中を押され一歩を踏み出すことに。そして出産後は、小川さんならではの責任感から早々に"物理的な環境設定"を開始したと話しました。

帰宅が深夜1時を過ぎる"仕事"と、"育児"、"家事"のこなし方について、「夜の番組を担当していることが、ある種、功を奏していまして」と切り出すと「夫は日中仕事に出ていて、私は夕方から仕事が始まっていくので、いい具合にバトンタッチができる」と説明。「もう、寝るという概念がないですね」と、その超ハードな日常を明かしました。そんな毎日の中ではシャワーを浴びながら思わず泣いてしまうこともあるそうで、「今日上手く行かないかったなとか、このままで大丈夫かなとか...」と葛藤する一方で、「赤ちゃんがいる状態でニュースキャスターの仕事をするなんて無責任だとか、子育てに向き合えないなんて駄目な母親だとか...結構深く響いてくる」と、一部の批判的な声に傷ついていることを吐露。「シャワーを切ったら元の私に戻ろうという気持ちで切り替えて、また授乳したりする」と、もがきながらも持ち前の気丈さで奮闘する日々を明かしました。
"毎日が試練だった"古舘伊知郎さんや田原総一朗さんとの報道番組
6歳から8歳までをアメリカ・ミシガン州で過ごした小川さん。アナウンサーになりたいと思ったのはこの頃だそうで「自分が何か日本についてだったり自分について伝えた時に色々な反応をされて。そうした反応が単純に楽しかった」と、"伝える楽しさ"を知ったことがアナウンサーへの"夢"に繋がったといいます。帰国後は「かぶれちゃってたと思いますね」とすっかりアメリカナイズされていたことを明かすと、「いじめはありましたね。オンエアで使えないような言葉をかけられたり」と告白。しかし、そんな時は「先生!この人、何か言ってきました!」としっかり声を上げたと言い、「先生がそこで真正面から叱ってくれる姿を見て凄く安心しました」と回顧。毅然とした態度を取ってくれた先生のおかげで学校にいられたと感謝を述べました。

大学卒業後は、テレビ朝日に入社。その年の10月から担当することになったのは、田原総一朗さんの『サンデープロジェクト』でした。「緊張感しかない2時間でした」と当時を振り返ると、「必ず毎回1回どこかで突然"小川さん、今の聞いてどう思った?"って聞かれるんです。CMに入る10秒前とか」と田原さんから課せられていた"試練"を明かし、「毎週頭がクラクラしていましたし、お腹も痛かったですね。トイレに駆け込んでいました」と吐露。

「サワコの朝」はインタビューの達人・阿川佐和子が土曜の朝に素敵なゲストを迎えて送るトーク番組。
次回2月6日は、角野卓造さんとハリセンボンの近藤春菜さんが二人揃って登場!本物の親子のような二人の、ちょっと不思議で楽しい関係にサワコが迫ります。
MBS/TBS系で毎週土曜あさ7時30分から放送中。ゲストの心に残る音楽と秘蔵トークをお楽しみに!

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