生後3か月の長男の首を絞めた上、ソファーに2回落とすなどして重傷を負わせた罪に問われた31歳の父親の裁判が始まりました。

検察は夜泣きによる睡眠不足などの『育児ストレス』から犯行に及んだと指摘しました。



■2か月間の育休明け直後に事件
「ストレスが限界に達した」

起訴状などによりますと、浜中祐希(はまなかゆうき)被告(31)は、5月5日正午ごろ、高槻市の自宅で、当時生後3か月の長男の首を絞め、ソファーの上に2回落とす暴行を加えて、急性硬膜下血腫などの傷害を負わせた罪に問われています。

浜中被告は、育児休業から復職した直後だったといい、当時の警察の調べに対し、「ストレスが限界に達し、首を絞めてソファーに投げた」と話したということです。

■初公判で「間違いございません」

8月17日の初公判。黒いスーツ
に黒ネクタイ姿で法廷にあらわれた浜中被告は、起訴内容について「間違いございません」と認めました。

つづいて検察側の冒頭陳述。浜中被告は長男が生まれて3月と4月、2か月間の育児休業を取得。

1か月ほど妻の実家と自宅を行き来して、その後自宅に戻りますが、睡眠不足などによるストレスで4月に精神科を受診したということです。

検察は犯行状況について、こう指摘しました。

▼妻が外出し、自宅で1人で長男の世話をしていたところ、寝ていた長男が目覚めて泣き始め、ミルクをあげ、抱っこするなどしたが、泣きやまなかった

▼泣きやまない長男に腹を立て、ソファーに座らせて首を右手で絞め、泣き止まないことから、長男を抱きかかえ、ソファーの上に投げ落とすことを2回繰り返した

▼投げ落とした長男の呼吸の間隔が長くなり、顔が青ざめていたことから119番通報した

その後の証拠調べで、検察官は浜中被告の供述調書を読み上げました。

▼「夜泣きに、子育てをしながらの夜ってこんな感じなんだと衝撃を受けた」

▼「自宅に長男を連れて帰ってきてから、何回もミルクを作り、毎日風呂にいれないといけない。自分のしたいことができなくなった」

▼「仕事に行ってる方が全然マシだと感じ、これなら仕事と育児の両立は体力的に絶対無理。精神的に疲れて精神科を受診し、適応障害の可能性があると言われた」

当時、長男は救急搬送されて意識不明の重体でした。


次回は9月17日に被告人質問が行われます。父親は法廷で何を話すのでしょうか。

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