大阪で地域密着型書店「田村書店」手がけた会社が倒産

東京商工リサーチによりますと、大阪府豊中市で書店経営を手がけていた会社「TSH(旧商号:田村書店)」が、今年8月4日に大阪地裁から特別清算開始決定を受けたことが分かりました。

特別清算は倒産手続きの一種で、負債総額は2023年5月期時点で14億5907万円に上るということです。

ピーク時には売上高45億円超を計上

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同社は1948年に創業し、70年以上にわたって「田村書店」の屋号で地域密着型の書店を展開してきました。

千里ニュータウン周辺の千里中央店やSENRITO店のほか、北摂エリアを中心に駅近くの商業施設内へ出店する戦略で、ピーク時の2002年5月期には売上高45億7902万円を計上していました。

しかし、読書文化の後退や雑誌の販売減少の流れを受けて、業績は徐々に縮小しました。

キャッシュレス手数料負担や電気代高騰も追い打ち

【倒産】創業70年超・千里中央などで「田村書店」展開した会社が特別清算開始決定 ピーク時売上高は45億円超…主要店舗は事業譲渡 負債総額は約14億5900万円【東京商工リサーチ】
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東京商工リサーチによりますと、TSH(旧:田村書店)は不採算店舗の撤退やリストラ、新型コロナの影響を受けた資金繰り支援の活用なども進めましたが、収益の改善には至らず債務超過が続いていました

さらに、キャッシュレス決済の手数料負担や電気代の高騰なども追い打ちをかけ、2023年5月期には売上高23億7202万円に対し、合わせて6356万円の赤字に転落していたということです。

主要8店舗を事業譲渡のうえ特別清算へ

【倒産】創業70年超・千里中央などで「田村書店」展開した会社が特別清算開始決定 ピーク時売上高は45億円超…主要店舗は事業譲渡 負債総額は約14億5900万円【東京商工リサーチ】
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資金繰りが一層厳しさを増すなか、同社は2024年11月、千里中央店など主要な8店舗を別の会社に事業譲渡しました。

仕入れ先に債務を残す形ではなく金融機関側が債権を負う形で整理を進め、今年3月に社名を「TSH」に変更したうえで解散し、今回の法的手続きに至ったということです。

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