17日、高市総理が初の内閣改造を行いました。

政権安定などを重視し、片山財務大臣・茂木外務大臣らを留任させるなど骨格は維持した形ですが、その顔ぶれを「来年の総裁選を睨んだ人選」とする見方もあるようです。

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一方、維新から初入閣となったのが中司宏規制改革担当大臣(70)。閣内協力へと方針転換を図った維新は、自民党に取り込まれることなく改革を実現できるのか…?

今回の内閣改造について、ジャーナリストの武田一顕氏、立岩陽一郎氏の意見を踏まえてMBS山中真解説委員がお伝えします。

初入閣は7人「政治とカネ」で処分された議員らも

【維新から初の大臣】「自民党からも高評価」中司宏氏が入閣『古巣』に取り込まれず改革できるか…問われる存在意義「余計なことを言わない実務家」記者が見た人柄とは?【第二次高市内閣発足】
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18人中、初入閣は7人、留任は8人、女性閣僚は2人で、関芳弘氏(文部科学大臣)、簗和生氏(農林水産大臣)といった、「政治とカネ」の問題(政治資金収支報告書への不記載)で党の処分を受けた議員らも入閣しています。

また、今回の内閣改造では「消費税・支援金法案担当大臣」が新設され、片山財務大臣が兼任することになりました。

来年の総裁選を見据え“麻生派へ気づかい”?

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ジャーナリスト・武田一顕氏は「来年の総裁選で勝つための布石なのか、麻生派への気づかいも見て取れる」言います。

党執行部の顔ぶれを見ると、麻生太郎副総裁と鈴木俊一幹事長が留任していて、国交大臣として初入閣する井林辰憲氏と内閣官房副長官の中西祐介氏は麻生派です。

「ライバルを封じ込めたい」意図も?去年の総裁選で戦った3人が留任

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また武田一顕氏は、去年の総裁選で高市総理が戦った4人の去就から、来年の総裁選を睨み「ライバルを封じ込めたい」という思いを読み取っているといいます。

<去年の総裁選で高市総理が戦った4人>
▼小泉進次郎 防衛大臣 ⇒留任
▼茂木敏充  外務大臣 ⇒留任
▼小林鷹之  政調会長 ⇒留任
▼林芳正   閣外へ

林芳正氏 なぜ閣外に…?

小泉防衛大臣・茂木外務大臣・小林政調会は留任させて“抱きかかえる”ことで、戦わずに済むという意図があると見ています。

一方、総務大臣を務めた林芳正氏は閣外へ出ることになりましたが、総裁選での“無投票”を避けるために「“勝てそうな相手を閣外に出して戦う”ということまで計算するのが自民党総裁選」(武田氏)という見方もあるようです。

どんな人?維新から初入閣の中司宏氏は「実務家タイプ」

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今回、連立を組む日本維新の会から初めて、中司宏衆院議員(70)規制改革担当大臣に起用されました。

<中司宏氏 経歴>
▼大阪・枚方市生まれ
早稲田大学卒業
産経新聞政治記者を経て大阪府議・枚方市長を歴任
▼2021年~衆議院議員

「改革を進めて、総理を支えて頑張っていきたい」中司氏の人柄は?

直近では維新の幹事長を務めていましたが、かつて自民党に所属していた中司氏にとって自民党は「古巣」です。

中司氏を長く取材するMBS記者によると、一歩引いて敵を作らない、余計なことは言わない堅実・実務家タイプで、自民党からも高い評価を受けているということです。

また、「宴席でつがれた酒は飲む」というポリシーもあるそうです。

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(日本維新の会 中司宏規制改革担当大臣)
「維新の会は改革のために生まれた政党ですので、どの担当になろうと、しっかりと改革を進めて、総理を支えて頑張っていきたい」

閣内協力のキーマン・遠藤総理補佐官「調整は一筋縄ではいかなかった」

去年10月に与党入りした際、高市総理からの入閣打診を見送った維新。

今回は方針転換を図り、結党以来初の入閣を決めましたが、その調整を進めてきたのが遠藤敬総理補佐官です。

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高市総理との関係が深く、自民との連立交渉を水面下で進めたキーマンですが、今回の調整は一筋縄ではいかなかったと話します。

(日本維新の会 遠藤敬総理補佐官)
うちのオーダーだけではなくて、自民党の組閣や党内人事とかのパズルなので。こちら側が『ここに、このパズルを置こうかな』と思ったら『いやいや、こっちのパズルがあるんですよ』ということで、うまくパズルがはまらないというのはあります」

「ご苦労もされてきて、人柄もいい」党運営の経験など評価か

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そんな調整の末、白羽の矢が立ったのが中司氏です。大阪府議や枚方市長などを歴任し、行政や党運営の経験が評価されたとみられます。

(日本維新の会 遠藤敬総理補佐官)
「やはりベテランですし、私どもよりも先輩ですし、ご苦労もされてきて、人柄もいいしね」

「閣内入りで自民に取り込まれる」懸念については…

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一方、「閣内入り」で政権に取り込まれるのではないかという指摘もありますが…

(日本維新の会 遠藤敬総理補佐官)
「必要とされる政党であり続けるためには、自分たちの存在感や存在意義がなければ意味がないと思う。皆が努力して、国民のために『あいつらよくやってるじゃないか』と思ってもらえるように動くということに尽きる」

自民党出身の中司氏は「自民党がどういう手練手管を使うか知っている」

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この懸念を踏まえ、中司氏の入閣について「いい選択だった」との見方を話すのはジャーナリストの立岩陽一郎氏です。

(ジャーナリスト 立岩陽一郎氏)
「維新が閣内入りして一番怖いのは、自民党に取り込まれてしまうこと。もともと中司さんは自民党の人で、ある意味、自民党に対する“免疫”がある
自民党がどういう手練手管を使うかも知っているので、維新としては一番安全。つまり自民党を知った上で自民・維新橋渡しができる、おそらく唯一の人でしょう。そういう意味ではいい選択だった」

維新が改革を実現できるのか、これまで以上に問われそうです。

(2026年9月17日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『山中プレゼン』より)

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