東京商工リサーチによりますと、兵庫県南あわじ市で陶器瓦の製造販売を手がける「朝日窯業」と、関連会社の「道上瓦工業」の合わせて2社が9月7日、神戸地裁洲本支部から破産手続きの開始決定を受けたことが分かりました。

朝日窯業は沖縄の首里城の陶器瓦も手掛けた老舗だということです。

首里城施工の実績を誇る1805年創業の老舗

朝日窯業は1805年創業とされる超老舗企業で、1962年に法人化されました。

戦後の復興や高度経済成長の波に乗り瓦需要が大きく伸展し、1985年12月期にはピークとなる売上高11億8557万円を計上。2008年には世界遺産である沖縄県の首里城の陶器瓦施工を手がけるなど実績を重ねていました。

和風建築減少による需要低迷で債務超過へ

しかし、洋風建築の増加や住宅様式の変化に伴い、国内の瓦需要は徐々に減退。業績の底上げには至らず、2020年12月期には売上高がおよそ1億1700万円にまで低下し、大幅な赤字を計上して債務超過に転落しました。

売上高1億円割れが続き関連会社も連鎖破産

東京商工リサーチによりますと、その後も売上高が1億円を割り込むなど赤字決算が続き、公的機関の指導のもと経営再建に取り組んでいたものの、先行きの見通しが立たなくなったことから破産手続きを進めることとなりました。

なお、関連会社の道上瓦工業も連鎖する形で破産決定を受けています。

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