日本ハムの宮西尚生投手(41)が7日、自ら記す連載「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」でプロ19年目のシーズンを振り返った。今季は8試合に登板し、防御率4・70。

リリーフ一筋で戦ってきたからこそ感じる責任と、年齢とともに難しさを増すコンディション維持についてつづった。日本一を目指すチームの力に。率直な胸の内を自身の言葉でしたためた。

 プロ19年目のレギュラーシーズンが終了しました。8月に1軍に昇格し、8登板。結論から言えば、納得のいく投球はできませんでした。9月6日の楽天戦では、4点リードの8回に登板し、1点を失いイニング途中で堀に交代。勝ちパターンの投手を温存するという役目を果たすことができませんでした。

 19年間、リリーフとして試合展開や与えられた役割を考えながら、安定してマウンドに立ち続けることに価値を見いだしてきました。しかし今季の自分は、「投げてみないと分からない」といった、ベンチからすれば最も使いづらい投手に当てはまっていたと思います。リリーフ一筋で戦ってきたからこそ、安定した投球で存在価値を示せなければ、ユニホームを脱ぐ覚悟も必要だと思っています。それだけ、チームの力になれなかったことを重く受け止めています。

 一番の課題は、コンディションの維持です。ここ数年は人一倍、体のケアを意識してきたつもりです。それでも、「今日は体が全然動かない」と感じる周期が、日に日に短くなっています。中継ぎは、良くも悪くも毎日のように試合があります。今季は、限られた時間で体の手入れが十分に行き届かなかったのが実情です。正直、コンディションを維持するための答えは、見つかっていません。そもそも、正解があるのかも分かりません。最後の最後まで自分自身の身体にあらがっていきたいと思っています。

 他球団では尊敬する先輩である石川さん(ヤクルト)や平野さん(オリックス)が引退を決断されました。平野さんの引退試合は、現地で観戦させていただきました。石川さんにはファームでお会いするたびに、常に前向きな言葉をかけていただきました。自分には、46歳まで現役を続けることは想像もできませんし、リスペクトしかないです。

キャリアを重ねるにつれて、「今年ダメなら終わり」という気持ちは、年々強くなっています。一方で、応援してくださるファンのために、1試合でも多く投げたい思いもあります。偉大な先輩たちに負けないように、前に進み続けたいと思っています。

 個人としては、「引退する瞬間まで進化し続ける」というテーマを持って取り組んでいます。チームとしては、日本一に向けた戦いが残されています。どうすればチームに貢献できるのか。最後まで突き詰めていきたいと思います。(宮西 尚生)

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