iPhoneに物理的なキーボードを追加できる、今話題のケース「Clicks」が面白い！

Clicks Technology社のiPhoneケース「Clicks」が発表され、ラスベガスで開催されたテクノロジー見本市「CES 2024」への出品でも話題となっています。iPhoneに物理的なQWERTYキーボードを追加できる新発想のケースです。

【目次】

Clicks Technologyの初の製品

Clicks Technology社は英国のモバイル会社です。長年の経験を持つクリエイターと技術者の専門家チームで設立され、モバイルキーボードの設計や開発を手掛けています。今回の製品は、iPhoneケースとキーボードが一体化されたデザインです。

iPhoneを使っていると、画面上に表示される仮想キーボードが他の部分を覆ってしまい「邪魔だ」と感じる場面も多いでしょう。「Clicks」ケースを使うと文字の入力時に画面に仮想キーボードを表示させずに済み、見やすさが確保されてアプリやコンテンツに没頭しやすくなります。

ショートカットキーの利用も可能

キーボード機能は、ケースの下方に配置されています。iPhone 14 ProにはLightning接続、iPhone 15やiPhone 15 Pro MaxにはUSB Type-Cで接続し、ケースを装着したままでのiPhone本体の充電も可能です。ケース自体の充電は不要とされています。キーボードには、夜間や暗い場所でのタイピングに便利なバックライトも搭載されました。

また、本製品のキーボードではCmdキーも用意されていて、ショートカットキーを利用できます。たとえばCmd＋Hキーでホーム画面への移動、Cmd＋スペースで検索の起動などが可能で、スペースバーでのWebページのスクロールなども可能です。さまざまなiOSおよびサードパーティ製アプリのキーボードショートカットがサポートされています。

 

3モデルでカラーバリエーションは2色

購入に関しては同社のWebサイト「Clics.tech」で注文受付が開始されており、出荷予定が最も早いのはiPhone 14 Pro用モデルの2月1日（木）からです。カラーバリエーションには、ポップなイエロー系（BumbleBee）と、落ち着いたグレー系（London Sky）の2色があります。

価格は、iPhone 14 Pro用とiPhone 15 Pro用が各139USドルで、iPhone 15 Pro Max用が159USドルです。iPhone 15 Pro用は3月中旬、iPhone 15 Pro Max用は2024年春の発送が予定されています。

キー直径は5.6mm（iPhone 14 Pro用／iPhone 15 Pro用）もしくは6.3mm（iPhone 15 Pro Max用）で、キーストロークは0.2mmです。サイズについては、ケースを装着することで、特に「高さ」はかなり大きくなりますが、iPhone本体にぴったりとフィットします。

 iPhoneの本体サイズ・幅×高さ×奥行Clicksのサイズ・幅×高さ×奥行iPhone 14 Pro71.5×147.5×7.85mm74.85×188.26×10.75mmiPhone 15 Pro70.6×146.6×8.25mm74×188.45×10.75mmiPhone 15 Pro Max76.7×159.9×8.25mm80.1×204.1×11.05mm＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

「Clicks」ケースは、「クリエイターによって作られたクリエイターのためのツール」ともアピールされています。サイズ感とのトレードオフとはなりますが、物理キーボードが追加されて画面を広く使えるようになるのはとても便利そうです。デザイン的にもインパクトのある面白いiPhoneケースと言えるでしょう。

Clicks Technology
URL：https://www.clicks.tech/

2024/01/18