エレコム株式会社が、2024年3月中旬に「W-MA04シリーズ」を発売します。最新の規格である「Qi2(チー・ツー)」に対応した15W出力のワイヤレス充電器です。
従来の「Qi」規格より、さらに高速な充電を実現できます。

【目次】

最新規格の「Qi2」の特徴とは?

「Qi2」は、WPC(ワイヤレスパワーコンソーシアム)という業界団体が策定したワイヤレス給電の国際標準規格です。WPCは非接触で電力を供給して2次電池などに充電する “ワイヤレス充電” の技術の国際標準規格を策定しています。

「Qi2」は、Apple社のMagSafeをベースに構築されたワイヤレス充電の規格です。従来の「Qi」準拠の充電器は、ワイヤレス充電ができる手軽さの一方で、充電器とスマホの位置がずれると充電効率が落ちてしまう課題もありました。「Qi2」では端末と充電器の位置が磁力で正確に決められるため、効率良く高速充電ができます。

最新の「Qi2」規格に対応! スマホにマグネットで固定して使えるエレコムのワイヤレス充電器に注目
「Qi2」では、従来の「Qi」のように端末と充電器のどちらにも平らな面が必要とされることもありません。
自由度が高く、たとえば小型であるため平面を取り入れづらいデザインの製品にも活用できる規格です。

充電中でもスマホを使いやすいメリット

「Qi2」に準拠した「W-MA04シリーズ」は、マグネットでiPhoneの背面にぴったりとくっつけることができ、充電中にスマホを使いやすいことも特徴です。直径60mmほどのコンパクトなサイズで、iPhoneの背面カメラの邪魔になることもありません。厚みが3mm以下のケースやワイヤレス充電対応のケースであれば、わざわざ取り外さずiPhoneに装着したままでも充電できます。

最新の「Qi2」規格に対応! スマホにマグネットで固定して使えるエレコムのワイヤレス充電器に注目
ワイヤレス充電器の本体に一体化されたケーブルは、余裕のある約1.5mの長さです。コネクタはUSB Type-C形状で、Type-Cポートを搭載したAC充電器などからの充電ができます。AC充電器は本製品には含まれないため、USB PD 20W以上に対応したものを別途に自前で用意することが必要です。


最新の「Qi2」規格に対応! スマホにマグネットで固定して使えるエレコムのワイヤレス充電器に注目

最大15W出力で本体カラーは2種類

出力は5W/7.5W/15W対応です。これまでの「Qi規格」では最大15W出力が可能なモデルは決して多くはありませんでした。今回の「W-MA04シリーズ」には「ブラック」と「しろちゃん」シルバー×ブラック)というモデルがあり、「しろちゃん」のパッド表面には可愛らしい顔のイラストがプリントされています。

最新の「Qi2」規格に対応! スマホにマグネットで固定して使えるエレコムのワイヤレス充電器に注目
最新の「Qi2」規格に対応! スマホにマグネットで固定して使えるエレコムのワイヤレス充電器に注目
本体サイズは約60(幅)×9(高さ)×60(奥行)mmで、ケーブルとコネクタを含む重量は約65gです。安全面にもしっかりと配慮されており、異物検知の機能が搭載されています。市場予想価格は各4,980円(税込)で、高性能である割には比較的に購入しやすい値段に抑えられていると言えるでしょう。


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2023年に初めて発表された「Qi2」規格に対応する製品は、最近になって続々と発表・発売されています。「Qi」はワイヤレス充電の規格として普及しましたが、今後は「Qi2」にも注目です。「Qi2」の普及に伴い、さまざまな工夫のあるデザインのプロダクトの登場にも期待しましょう。

エレコム株式会社
URL:https://www.elecom.co.jp/
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CW2DTPY7

2024/03/15

最新の「Qi2」規格に対応! スマホにマグネットで固定して使えるエレコムのワイヤレス充電器に注目