◆横浜流星主演大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
本作は“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜)が主人公。森下佳子氏の脚本で、笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマを描く。
◆「べらぼう」春町(岡山天音)に悲劇
松平定信(井上祐貴)の政治を批判したとして目を付けられ、蔦重の新作「鸚鵡返文武二道(おうむがえしぶんぶのふたみち)」(作・恋川春町/岡山天音)、「文武二道万石通(ぶんぶにどうまんごくどおし)」(作・朋誠堂喜三二/尾美としのり)、「天下一面鏡梅林(てんかいちめんかがみのうめばち)」(作・唐来三和/山口森広)が絶版処分を受けた。喜三二は筆を折る決断をし、春町は定信に出頭を命じられたが応じず、悩み抜いた末に自害した。
春町が腹を切ったと一報を受けた蔦重は、春町の亡骸と対面し、その頭に豆腐のカスが付いてることに気づく。屑かごに破り捨てられていた蔦重宛の文には「もう全てを円くおさむるにはこのオチしかない」などと書かれ、蔦重は耕書堂に集まった仲間たちに貼り合わせた春町の文と、辞世「我もまた 身はなきものと おもひしが 今はの際は さびしかり鳧(けり)」を見せた。
切腹した後、豆腐の入った水桶に頭を突っ込んで絶命し「豆腐の角に頭をぶつけて死んだ」を再現した春町。親友だった喜三二は「戯作者だから…。真面目な…クソ真面目な男だったじゃない。ふざけるのにも真面目でさ。恋川春町は最後まで戯けねえとって考えたんじゃねえかなぁ」とらしさを貫いた春町を思って涙を浮かべ、蔦重も「べらぼうでさぁ!春町先生…おふざけが過ぎまさぁ」と仲間たちと一緒に泣きながら笑った。
◆「べらぼう」春町(岡山天音)の最期に反響相次ぐ
第11話(3月16日放送)で初登場した春町は、真面目かつ繊細で不器用な性格で、大真面目にふざける姿が印象的だった。
情報:NHK
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