◆藤井直樹&岡崎彪太郎、短期間の稽古に手応え
稽古場公開後の囲み取材で藤井は「今回すごいスピードで稽古が進んでおりまして。本読みを2日やって、そこから4日間で全部を作り上げるという結構すごいスピードで仕上げたんです」と告白。続けて「成長していく物語ということが大きなポイントだと思うので、早い段階で最後までやってみて、自分の中で『ここでいろんなことに気づけるな』とか『このときはまだあんまり響いてないのかな』とか、計算がスムーズにできたのがすごくよかったなと思っていて」と明かし「手応えは既にちょっとずつ感じてきているのかな、と思っています」と胸を張った。
岡崎は「このお話をいただいたときは『ちょっと戦争当時のことわからんな』と思っていたんです」と打ち明けつつ「本自体がコロナと戦争をリンクさせたようなお話なので、稽古をやっていくうちに、僕もコロナ当時に学生時代だったことを思い出しました」とコメント。「そういうことを思い出しながら稽古ができて、自分にリンクさせながらできるのでやりやすさを感じて。手応えもあります」と明かした。
演出の木村氏は、藤井と岡崎について「毎日のようにどんどん成長している」としみじみ。「(藤井は)令児という(役の)イメージぴったりのまま成長している。岡崎さんが演じるのは昭和の青年役というところで、(岡崎が)昭和の時代にいたんじゃないかってくらい乗り移っている感じがしてます」と称えた。
◆舞台「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」
コロナ禍で甲子園出場の夢を絶たれた元球児の大学生が、令和7年から太平洋戦争中の昭和17年にタイムスリップし、当時の球児たちと共に苦境を乗り越えながら“幻の甲子園”出場を目指す姿を描き出す本作。“幻の甲子園”とは昭和17年8月、戦意高揚のために文部省主催で一度だけ甲子園で開催された大会で、公式の記録としては認められず“幻の甲子園”と呼ばれている。(modelpress編集部)
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