お笑いコンビのハライチ・澤部佑(27)が結婚したことが明らかになった。相手は女優の上戸彩に似た一般女性(23)で、2011年の12月に澤部の行きつけの居酒屋で出会ったという。
挙式などは未定だが、2人はすでに同居し、新生活をスタートさせているようだ。澤部の相方の岩井勇気(27)はTwitterで「一番の友達が結婚するのは正直少し寂しいですね。でもそれ以上に嬉しいです。なんとなく皆さんが思ってるように、澤部なら良い家庭作りそう!と僕も思ってます」とツイートしており、ネット上でも「おめでとう」「幸せになってほしい」といった声が見られる。
しかし、澤部といえば女性と話すのが苦手で、童貞であることを公言してきた。11年には黒髪の清純派美女とのモツ鍋デートの様子が「フライデー」(講談社)に掲載されたが、「キスしておっぱいさわるところまではいった」と語っているように、一線を超えていないことをアピールしていた。そんな澤部の結婚に「テレビで散々童貞って言っといて結婚とかどうなってんだよ」「許さんぞ、ビジネス童貞め」「リア充じゃねーか」など、怒りともとれる衝撃が広がっている。
「芸人に限らず、“設定”をつけてキャラを押し出していくのは芸能界ではよくあることですからね。そうすることで、バラエティなどでもお呼びがかかりやすくなるし、話の広がるネタにもなりますから。熟女好きをアピールしているピース・綾部祐二が『熟女論』(主婦と生活社)という本を出したように、他の仕事にもつながります。
芸人としての活躍に加えて、今年はドラマ『ガリレオ』(フジテレビ系)に出演して“月9デビュー”も果たした澤部。もちろん、結婚はおめでたいニュースには違いないが、澤部は「童貞」が代名詞だっただけに、芸人としては振り幅が小さくなってしまうのではないだろうか。
「澤部の場合、いじられたときにキレたりリアクションを返すことで笑いを生む、“いじられキャラ”ですからね。これまでは、遊び人が多い芸人の中では珍しい『童貞』『非モテ』といった要素でいじられて視聴者の共感を得ていたわけですが、幸せをつかんだことでそういった路線からは外れるでしょう。
3日放送の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)では“緊急記者会見”を行い、妻が妊娠5カ月であることを明かし「世界一幸せな奥さんにしてみせる」と新婚生活への意気込みを見せた澤部。共演者からは早速「引退会見?」「(妊娠は)澤部の子ですか?」とツッコまれて笑いを取っていたが、今後は良きパパタレとしての道も待っているのかもしれない。
(文=津本ひろとし)