プレス発表会にて。右から順に香住水産加工業協同組合 組合長 田中一行氏、丸近 取締役副社長 上垣匡智氏、香住鶴 代表取締役社長 福本和広氏、香美観光大使で元NMB48メンバーの石田優美さん

「蟹を食べる時、人は無口になる」という定説を、真っ向から否定する店が現れた。
2026年4月20日、大阪・難波の「なんばオリエンタルホテル」の1階「なんばセントラルイータリー」にオープンした「香住蟹一番」(かすみがにいちばん)だ。
ここでは客が静まり返るどころか、驚きと興奮でむしろ饒舌(じょうぜつ)になる。 その理由は、関西で唯一、兵庫の香住漁港でしか水揚げされない、超希少な「香住蟹」の圧倒的な鮮度、美味しさを堪能できるから。それら蟹料理と香住の地酒「香住鶴」のペアリングが絶品だからだ。

県外で味わうのが難しい希少な「香住蟹」をリーズナブルに!
香住漁港での競りの様子。右が丸近 取締役副社長 上垣匡智氏
「香住蟹一番」は、1957年創業の水産物製造加工・卸売販売を手がける兵庫の企業、丸近が展開する飲食店の3店舗目。今回、大阪・難波に出店し、県外では初となる香住蟹専門店として注目を集めている。

店名にもなっている「香住蟹」とは、兵庫県の香住漁港で水揚げされる紅ズワイ蟹の中でも、一定の基準を満たしたものだけに与えられるブランド。香住蟹は同社の主力商品で、自社のECサイトでの販売をはじめ、全国の中央卸売市場や県内外の旅館・高級店へ卸している。さらにその魅力を全国へ、世界へ発信するため、インバウンドも多い大阪に出店した。

店内の水槽で香住蟹が泳ぐ。通販サイトのふるさと納税「ふるさとチョイス」では全国月間ランキングで1位を獲得した。

同店の最大の特徴は、活きた香住蟹が店内のいけすにおり、鮮度抜群の状態で提供されること。「香住蟹は鮮度の低下が早く、通常は産地以外で本来の味わいを楽しむことが難しい」(同社 上垣副社長)のだが、同社は香住港の買参権を持つ強みを活かし、漁港から店に直送。

中間業者を介さない流通により、高品質でありながらリーズナブルな価格で提供する。単品や定食は880円~5000円、蟹のコースは9,500円~。香住蟹本来のみずみずしさ、上品な甘み、味の厚み、身入りの良さといった魅力を存分に味わうことができるのだ。

動画を見る

香美観光大使で元NMB48メンバーの石田優美さんは、先日開催されたプレス発表会で「本当に忘れられないぐらい、また来たい!と思うくらいの美味しさ。本当に心から感動する味」であることをアピールした。

<香住蟹×香住鶴>のご当地ペアリングを大阪で体験
「香住蟹フルコース」20,000円。蟹の湯霜造り、陶板焼き、天ぷら、甲羅味噌、蟹すきなど
さらに特筆すべきは、香住蟹のさまざまなお料理と日本酒「香住鶴」のペアリングを堪能できること。同じ水・風土・気候の中で育まれた地元のもの同士を組み合わせた“香住テロワール”が、大阪にいながら満喫できるのだ。

1725年創業の香住鶴の 10代目 福本和広社長は、「香住鶴は但馬牛や香住蟹といった地元の食材に合う酒造りをしてきました。全量、生酛山廃造りという伝統的製法で醸されています」と説明。

香住鶴ペアリングセット。3種付いて880円。お酒の説明書きもつく。
高い醸造技術を駆使して造られた香住鶴は “蟹に一番合う日本酒”とも認知されており、地元での流通がメインなので大阪でも飲めるお店がほとんどなく“幻の一杯”なのだそう。そんな中、「香住蟹一番」では香住鶴のお酒を5種(梅酒1種を含む)もラインナップ。日本酒好きな人にもおすすめ。

プレス発表会では香住鶴 製品部 営業課 森上哲行氏(SSI認定唎酒師)によるペアリング解説も。まず、コースの前菜、香住蟹の「湯霜造り」(お刺身)にはピンクのラベルの「香住鶴 山廃吟醸純米」がおすすめと説明した。

前菜や香住蟹の「湯霜造り」などには「香住鶴 山廃吟醸純米」をペアリング
「このお酒は繊細な甘さと、ややフルーティーな香り、と言ってもお料理を邪魔しない香りがあって、コースの最初からすっと入り込みやすいお酒です」と森上氏。酒米の王様「山田錦」特有の上品な旨味とスッキリとした喉ごしの良さが光るお酒で、香住蟹の旨みを一層引き立ててくれる。

蟹天ぷらや蟹の陶板焼きには「香住鶴 山廃純米」をペアリング
一方、蟹天ぷらや蟹の陶板焼きには「香住鶴 山廃純米」がおすすめ。3種の中では一番辛口で、ほど良い酸味と旨みが、蟹の天ぷらのオイルの部分を包み込んで、非常に相性が良い。
バランスの良く素材の美味しさを引き立ててくれる。

甲羅味噌や、蟹すきには「香住鶴 RICH山廃」をペアリング
濃厚な味わいの甲羅味噌や、蟹すきには「香住鶴 RICH山廃」がおすすめ。蟹味噌の旨味と甘味に、芳醇なお酒の広がりがよく合う。このお酒は「熱燗でも非常においしく、上燗(約45℃)からぬる燗(約40℃)、常温、冷酒と非常に幅広い温度帯で楽しめます」と森上氏。

最後に驚いたのが、香住鶴とスイーツのコラボメニュー。蟹の甲羅をミルクで煮出した自家製アイスに、「香住鶴 RICH山廃」をかけて“アフォガード風”に楽しむ期間限定スイートも。「誰がこんなレシピを思いついたのか!」とその斬新さに興味津々。

「香住鶴 RICH山廃」を蟹アイスにかけて“アフォガード風”に楽しむスイーツも。
他に、兵庫県有数の観光スポット、城崎温泉のご当地ビール「城崎ビール」や、城崎ジェラートまでそろう。気づけば香住の食材に包まれながら香住の旅を満喫したかのような体験だった。「いつか香住にも行ってみよう!」そう思える美食体験。蟹好きを自称するなら、日本酒好きなら必見の店。
大阪・難波を訪れる際にはぜひ立ち寄ってみて。

【店舗データ】
店名      : 香住蟹一番
所在地     : 大阪府大阪市中央区千日前2丁目8-17
          なんばセントラルイータリー 1F
アクセス    : なんば駅 徒歩約3分、近鉄日本橋駅 徒歩約2分
営業時間    : ランチ 平日 11:30-14:30  土日祝 11:30-15:00
          ディナー17:00-21:30
          (ラストオーダーはコースは閉店の2時間前、アラカルトは1時間前)
定休日     : なし
席数      : 38席(半個室あり、貸切可:要相談) ※終日禁煙
公式ホームページ: https://kaniichiban-osaka.com/



≪筆者プロフィール≫
▪滝口智子


国際きき酒師&ソムリエ
飲食ライター歴20年の食いしん坊バンザイ!記者&PRプランナー。
日本酒やワインなどもこよなく愛す。
テレビやラジオ番組などにも出演中。


編集部おすすめ
Nicheee!の記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 漫画の主要ニュース