2020年6月に韓国から上陸した「ベージック」。日本における人気も絶大で、発売初日で完売アイテムの出る店舗もあったほど。

大ヒットの秘密は優しさにこだわったストイックなものづくりの姿勢にあった。

 


「ベージック」のコレクティングエクスフォリエーター

韓国発のスキンケアブランド「ベージック」の洗顔料は、自分にも...の画像はこちら >>

「優しくなれなかったら、生きている資格はない」。名探偵フィリップ・マーロウの名ゼリフよろしく、男の美容だって誰かに優しくあるべきだ。だって、自分がキレイになるためだけにあれこれ気を使っている男って、格好良く映らないから。

そんな意見に同意してくれるオーシャンズ読者には韓国生まれのヴィーガンスキンケアブランド、ベージックをおすすめしたい。

ヴィーガンとは人間が動物を摂取することなく生きることを主張とするライフスタイルで、特に韓国はヴィーガンコスメへの関心が高いことで知られている。

そんな国において、ベージックは昨年デビューするやいなや数々のメディアに取り上げられ、美容家やメイクアップアーティストの愛用者も多い大注目ブランドなのだ。女性だけでなく、すでに男性からも支持されている。

韓国発のスキンケアブランド「ベージック」の洗顔料は、自分にも地球にも優しかった
ブランドが誇るスターアイテムのひとつが、コーヒーの芳醇な香りが楽しめるスクラブ洗顔料だ。コーヒーパウダーのスクラブが肌の古い角質や汚れを除去しつつ、グリーンコーヒービーンオイルとココナッツオイルが肌に潤いを与えて整える。70ml 4400円/ベージック(サンク 03-6821-1519)

最大の特色は動物性由来の原料が使用されていないだけでなく、動物実験がいっさい行われていない点にある。

多くの化粧品では、開発や製造、申請の段階において、人体への影響を確認するために、ウサギやモルモット、マウスといった動物が使われている。ベージックは動物愛護の理念に基づき、動物を使わない安全な試験を採用しているのだ。

化粧品を選ぶ際、自分の肌に優しい成分にこだわる人は少なくない。

ただ、自分以外の誰か、環境や動物にも優しいコスメにこだわる人はどれだけいるだろう? そんなゆとりと思いやりのある男って、実に格好いいじゃないか。

 

MACHIO(人物)、鈴木泰之(静物)=写真 来田拓也=スタイリング 向後信行(JANEiRO)=ヘアメイク 押条良太(押条事務所)、髙村将司=文