「OCEANS TRAINING CLUB」とは……
自宅で簡単にできるボディメンテナンスを伝授する連載「OCEANS TRAINING CLUB」。4人目の先生は、ピラティスインストラクターのTAKUさんだ。
ピラティスとは、ドイツ人のジョセフ・ピラティスさんがリハビリ用に考案したエクササイズのこと。呼吸に意識を向け、体幹やインナーマッスルを鍛えることで、姿勢の改善や自律神経のコントロールに役立つ。
今週は、オーシャンズ世代の悩みのひとつである猫背にフォーカス。1回3分、ビギナーでもマスターできるピラティスを動画とともに紹介する。
ピラティスの基本となるのが胸式呼吸だ。これは、腹横筋や骨盤底筋群などインナーマッスルを安定させるために行う。
まずはお腹に手を当て、お腹の膨らみを感じてみよう。
呼吸は鼻から息を吸って、ゆっくりと口から吐いていく。このときにお腹を背骨に引き込むことを意識して。
その状態で、今度は肋骨に手を当てる。肋骨を横に広げていく意識で息を吸い、吐くときに肋骨が体の中心に寄っていくことをイメージしよう。
このように、ピラティスでは肋骨にたくさん呼吸を入れ、腹部をしっかり安定させる。
では、猫背のトレーニングに移る。今回は3つのメニューを行う。
①キャットストレッチ
②ニードル
③レストポジション
さぁ、やってみよう!
①キャットストレッチ
マットの上で四つん這いになり、肩の真下に手首、股関節の下に膝がくるようにセットする。
このとき、お尻と背中と頭が一直線に並ぶように意識しよう。
その状態から背骨を曲げていく。吐く呼吸でしっかりとお腹を引き込んで背中を丸め、息を吸うときに背中を反らす。腰が落ちすぎてお腹が抜けないように気をつけて。
②ニードル
ニードルは、胸椎を捻るエクササイズだ。
四つん這いの状態から、息を吸いながら片手を天井へと開いていく。肩甲骨を背中側に寄せる意識で行うと、胸椎もしっかり捻ることができる。
息を吐くときは、反対の手と足の間に動かしている方の手を通し、肩を床へ近づけていく。これを繰り返そう。
③レストポジション
手を遠くへおいて、脇の下の筋肉を伸ばしてく。頭を床の方へ下ろし、ゆっくり胸式呼吸を行う。
動画では、それぞれのメニューを1分ずつ、計3分で行う。
以上が猫背改善のピラティスだ。猫背は放っておくと腰痛や肩こりなどの原因になりうる。先生の説明を聞いて、日々の生活に取り入れてみよう。
大手ピラティススタジオに7年勤務したあと、東京・二子玉川に「Pilates Atelier 301」をオープン。
【取材協力】
Pilates Atelier 301
住所:東京都世田谷区玉川2-11-10 玉川フラット301
営業:9:00~21:00(土曜は19:00まで)
定休日:日曜
https://pilatesatelier301.wixsite.com/
「OCEANS TRAINING CLUB」とは……
体の曲り角といわれる40代。寄る年波と向き合っていくためには、正しい知識と適切な方法を知ることが必要だ。そこで、オーシャンズは各界のプロフェッショナルを厳選。毎週土曜12時、ゲストトレーナーがあなたの体改革をサポートします!
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