上記の組み合わせにより、最新世代のヴァンテージは、0~60mphを3.5秒で加速し、最高速度は195mph(314km/h)に達するパワーを実現しているのだ。
また、E-Diffと呼ばれるトルクベクタリング機能を備えた電子制御ディファレンシャルを搭載する最初の量産アストンマーティンとなり、その骨格はDB11と共通の斬新な接合アルミニウム製プラットフォームを中心に構築されている。
2017年末にこのニューモデルが発表された時に、アストンマーティン・ラゴンダ社CEO アンディ・パーマー氏は次のように述べた。「よりシャープなスタイルと俊敏な運動性能を備えた本物のスポーツカーである新型ヴァンテージは、まさにエンスージアストが待ち望んでいたアストンマーティンのピュアなドライビングマシンといえるでしょう」
2019年には、モータースポーツからインスピレーションを受けてグラツィアーノ社が開発を担当し、”ドッグレッグ”と呼ばれる独特なシフトパターンを備えた7速トランスミッションを搭載した、ヴァンテージ AMRが発売された。この車は、人車一体となったドライビング体験を生み出すために製作された。Dr. パーマーは、「自動運転のロボットタクシーが現実味を帯びてきたこの世界において、アストンマーティンは最先端のテクノロジーによるパフォーマンス・ドライビングの世界をさらに進化させています」とコメントしていた。