南桃原区では、島袋由香自治会長を中心に2021年4月に区民や老人クラブ、青年会、学童クラブ、南桃原ちょう愛好家などが公民館に隣接する公園の草刈りを行い、アジサイや時季の草花、ホウライカガミなどを植えて遊歩道も整備した。
その際、「公園に守り神のシーサーがあるといいが、予算がない」という声が上がり、人づてに北中城村安谷屋在住の陶芸家山内米一さんに声が届いた。山内さんが「景観を作る会」会員にも寄贈を募った。
同会は陶芸による地域づくりを目指し、13年に発足した。会員は50~80代のプロ・アマ12人。作ったシーサーは県道沿いなど村内6カ所と中城村北上原に鎮座している。
当日都合で出席できなかった島袋会長に代わり、南桃原の山内盛宏老人クラブ会長があいさつ。「公園のシーサーが景観と地域住民の安全・安心を守ることに感無量」と感謝し、神酒と果物を供え入魂を行った。
約1カ月かけて台座を作った浜元盛栄さんらは「山内さんも毎回台座作りに参加してくれた。木々の下でのシーサーが一段と映えている」と喜びを語った。
同会の花崎会長は「南桃原地域と公園の環境は素晴らしい。