柏木は、AKB48誕生1周年記念ライブが行われた2006年12月9日、3期生/チームB候補生としてお披露目された。
柏木はAKB48加入前からのハロプロオタクとして知られている。小学2年生のときに故郷の鹿児島で行われたモーニング娘。のコンサートを観に行って以来、「モーニング娘。の宣教師」となってクラスメイトたちにアピール。さらに、好きが高じてモーニング娘。
そんな柏木に近年では、「柏木由紀にとってアイドルとは?」の質問がたびたび投げかけられた。ORICON NEWSでは、アイドルをテーマにした2020年3月のインタビューで取材したところ「人生をかけた挑戦」との答えが返ってきた。
少し前までは「アイドルとは、日々の楽しみ」と答えていたというが、「いつか人生を振り返った時に『あ、自分ってずっとアイドルだったな』って思いたいなって。そのときにあらためて『私って中学生から人生をかけてアイドルというものにチャレンジし続けているよな』って思ったんです。
昨年10月の卒業発表直前に行われた自身初となるスタイルブック『いくつになったって、アイドル』の発売記念イベントでは、「アイドルとは?」の質問にかなり長考したうえで「趣味ですね」と回答した。「“職業アイドル”とか、20代の頃は“天職”ですとか言ってたんですけど、さすがにこんなに長くやってるのって、仕事の域をちょっと超えてるなって感じるというか。多分本当に好きなんだなって気づいたので、軽い気持ちではなく、もう仕事を超えた。本当に自分が心から好きなもの、楽しいと思えるものがアイドルかな」と胸中を明かした。
そして、3月16日に横浜・ぴあアリーナMMで行われた卒業公演後の囲み取材では、「アイドルは私の人生のすべて」と答えた。
そして、卒業公演終演後の囲み取材でもこの質問が飛んだ。
「天職でしたね、結果」と答えると、「入ったときはアイドル好きでやってみたいなという気持ちだったんですけど、なかなかこんなに長く続けられることは、多分この先ないだろうなと思う」と話した。
「いつでも卒業、辞める、他の職業に変えるという選択肢があるなかで、本当に好きでここまでいたので、本当にアイドルというお仕事に出会えてよかった。本当に『人生』ですね。