あるた梨沙氏による同名漫画を実写化。平泉は自身の趣味である写真撮影ともリンクするカメラマンとして、さびれた写真館を営む鮫島武治を演じる。佐野晶哉(Aぇ! group)は鮫島に弟子入りを志願する気鋭の若手カメラマン・五十嵐太一を演じる。
企画・プロデュース・監督は、平泉と佐野も出演した映画『20歳のソウル』(22)でメガホンを取った秋山純氏が務める。年齢も考え方もまったく違うが、“自分に素直になれない”という共通点を持つ2人が、人々の抱える“想い残し”のために奔走し、自分自身と向き合い、互いに影響し合いながら成長し、やがて思いもよらない奇跡を起こすさまを描く。
初主演作について平泉は「もう感無量ですね」としみじみ。
オファーを振り返ると「長いことコツコツと俳優やってきましたんで、いつの日かこんなことがあるかもわからないと思いながら俳優は続けてきましたけれども。79歳になったから、もうないだろうと思ってたら、監督と電話で話してる時に『やりませんか?一緒にやろうよ』とお誘いをいただきまして」と明かす。
「主役ということなんで責任もありますし、とりあえず本を読ませていただいて、自分ができる役かどうかを検討してからということで。
イベントには、佐野、佐藤浩市、市毛良枝、秋山純監督も参加した。