2006年から17年まで、故・渡瀬恒彦さんが主演を務めた連続ドラマ『警視庁捜査一課9係』から受け継ぎ、18年4月から『特捜9』がスタート。前作から“通算20作目”となる「final season」で、シリーズの集大成を迎える。
前回の第6話では、異世界で出会った村瀬と村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)の“むらこみ”コンビが、刑事と看護師という異なる立場であったにも関わらず、すでに惹かれ合っている様子が描かれており、SNSでは「もうひと目で恋に落ちてる顔してるもんね。どんな世界線でもふたりは結ばれんだよね!!」と感動する声も。
きょう放送の第7話では、そんな仲睦まじいふたりの関係性に亀裂が?やがて、志保の胸に秘めたある思いとあきらめない気持ちが、事件の真実を暴き出すばかりか、刑事という立場を超えたまさかの行動に駆り立てることになる。そのとき、再び登場の村瀬はいったい何を思うのか。
【第7話 あらすじ】
4年前に起こった現職議員襲撃事件の犯人である百合岡久伸(水野智則)が刺殺体で発見される。班長の浅輪直樹(井ノ原)、村瀬(小宮山)志保(羽田)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、高尾由真(深川麻衣)ら特捜班メンバーが捜査にあたると、凶器に使われた包丁はプロが使うメーカーのもので、犯行時刻に近隣住民がバイクの走り去る音を聞いていたことが分かる。また被害者の部屋のカレンダーには、次の都議選の告示日に丸が付けてあって…。百合岡は再び議員を襲うつもりだったのだろうか?そして、10年前に妻を亡くして、今年二十歳になるひとり息子と離れて暮らしていることも発覚するのだった。
やがて、志保と由真の聞き込みから、水道工事会社勤務の被害者が、作業に入った店で突然のキャンセルを受けていたことが明るみに。彼女たちはキャンセルをした小料理店に出向き、店主の中崎幸生(西村和彦)に話を聞くと、その日は百合岡を呼んだものの、自力で水漏れを直したと説明。
過去の襲撃事件、現在に巻き起こった殺人事件、レントの怪しい動き、そして、何かを秘めていそうな中崎…それらのピースが合わさったとき、真実は思わぬ方向へと転がり出すのだった。