イベントには同作の演出・プロデュースを手掛けた鈴木雅之氏、小椋久雄氏、高丸雅隆氏が登壇したほか、誰もが知るテーマ曲・ガラモン・ソングを出掛けた作曲家の配島邦明氏(※配=正しくは草かんむりに配)も登場。シリーズ開始当初の制作秘話や、いまや誰もが知るテーマソングにまつわる裏話なども明かされた。
イベントの終盤には『世にも奇妙な物語』の顔とも言えるストーリーテラー・タモリから寄せられたビデオメッセージも公開され、タモリは「35年前に、若手のディレクター、プロデューサーたちと、こういうのをやろうと言って始めた番組なんですが、今ではディレクターたちみんなベテランどころが大御所になっちゃいまして。当時はみんな若手のディレクターだったんですけども、若い人がやるんだから任せてみようという、35年前はテレビ局にも余裕がありましたね」と立ち上げ当初を振り返った。
その上で「コアな人たちが見てるんですけども、その人たちのおかげで35周年、本当に続けられることができたことは感謝いたしております。これからもますます番組を続けていく予定ですので、今後ともよろしくお願いします」と力強い言葉で呼びかけた。
同シリーズにおけるタモリの存在について小椋氏は「企画も大事なんですけど、やっぱりタモリさんがいなかったらやっぱりは成立しないかもしれませんね」とその重要性を強調。「神様的な目線、悪魔的な目線、そういうものが、タモリさんしか出せなかったと思います。本当にタモリさんあっての『世にも』だと思います」と語った。