『24時間テレビ』の今年のテーマは「あなたのことを教えて」。上田晋也、羽鳥慎一、水卜麻美アナウンサーが、昨年に引き続き総合司会を務める。チャリティーパートナーは、災害復興や障がい者支援など、それぞれのテーマで24時間テレビの企画に参加し、チャリティーの輪を広げる役割を持つ。一人ひとりが強い想いを胸に、等身大の目線で現地取材に取り組む。
長嶋は昨年の同番組で、能登半島地震で大きな被害を受けた石川・珠洲市を2度訪れている。最初の訪問で被災地の現状を見つめ、「自分で何か力になれることがあれば」という想いを強くし、そこで出会った少年たちのためにひと肌脱ぐことを決めた。少年たちは、震災の影響によって離ればなれで暮らすことになり、ともに白球を追いかけることができなくなった野球部員のため、球界を代表するレジェンド選手を連れて珠洲市を再訪し、野球の特別授業を開講。少年たちが再集結し、子どもはもちろん、大人も一緒になって野球を楽しむ様子は大きな共感を呼んだ。
長嶋はこのときの経験を「みんなで楽しい時間を共有することで、視聴者の皆さまに伝わるものもあったのでは」と振り返る。「僕は、今年も“思い”をつなぐ役割だと思っています。この番組で向き合う方々と僕が、ともに良い時間を過ごすことで、ご覧いただく方々に伝わるものがあればうれしい。番組を通して出会う方々、そして視聴者の皆さんと共に、『未来』について考えたい」と意気込み、「自分が動くことがその方々の救いになるかもしれない。
さらに、昨年はチャリティーマラソンランナーを務めたやす子も、2年連続での24時間テレビ出演が決定。「今年も24時間テレビに携わらせていただけること、本当にうれしく、心から感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!」と語り、大きな話題となったランナー挑戦について「走る中でたくさんの方から温かい応援やご支援をいただき、そのすべてが力となり、心に深く刻まれる経験となりました。『走ってよかった』と心から思える、かけがえのない時間でした」と改めて振り返った。
やす子は1年前の『24時間テレビ記者会見』で、自身の生い立ちを明かし、マラソンに挑んだ。かつてお世話になった児童養護施設や子どもたちのために走るその真摯な姿に、多くの賛同が集まり、番組は多くの募金を預かった。放送終了後も「皆さまからのお気持ちを、どう子どもたちに届けよう」と考え続け、全国606ヶ所の児童養護施設にほしいものアンケートを実施し、その結果を受けて、子どもたちが本当にほしいものを届けるという形で、やす子は挑戦を続けた。
やす子は、今年の番組テーマが「あなたのことを教えて」であると聞いて「ハッとさせられた」という。
番組が「誰もが当たり前に自分や他人の尊厳を大切にする社会を実現したい」という願いをこめて決めた同テーマは、やす子がマラソンを走ったあの姿とも重なるが、今年はどんな取り組みをしていくのかは、後日発表となる。
そして、やす子は「昨年ご一緒させていただいた、頼もしくてあたたかい総合司会の御三方と、今年の夏もまたご一緒できることも、とてもうれしく思っています!さらに今回は、浜辺美波さん、志尊淳さん、そして今回発表になった長嶋一茂さんという、すてきな方々ともチャリティーパートナーとしてご一緒できる。24時間テレビをさらに盛り上げていけたらとわくわくです。チャリティーパートナーの皆さん、それぞれの想いが込められた活動に心を重ねながら、私も全力で頑張ります」と気合十分。
最後には「今年はチャリティーパートナーという形でこの大切なプロジェクトに関わらせていただきます。ひとりでも多くの方に想いが届くよう、感謝と責任を胸に、全力で務めさせていただきます!どうか今年の24時間テレビも、たくさんの笑顔と優しさが広がる時間になりますように。はいー!」と願いを込めた。