インタビュー内で、オペラグラスの使用を禁止するとの旨の発言が行われたことを受け、SNS上などで意見が殺到。これを受け、サイトでは「観劇に際してのルールや方針についてご心配の声を多数頂戴しております。あらためて、下記の通りご案内申し上げます。本公演では、オペラグラスのご使用や服装に関する制限は一切設けておりません。東京・大阪・福岡、全会場において、お客様がどのようなスタイルで観劇されるかは自由であり、それを妨げるようなルールもございません」と呼びかけた。
その上で「インタビュー内での発言は、「本多劇場ほどの空間であれば、肉眼でも俳優の表情や空気感をじかに味わっていただけるのではないか」といった趣旨に基づく一見解として述べたものであり、観劇スタイルやファンの皆さまを制限する意図は一切ございません。本件により、ご不安やご不快な思いをおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます」と謝意を伝えた。
作品を手掛ける赤堀雅秋氏も、声明を発表。「まずは大前提として、観客がどのように観劇を楽しむかは自由です。オベラグラスを使用して細部(役者の表情の機徴、美術のディテールなど)を堪能したい方もいるでしょうし、もしかしたら目を瞑って音だけで想像力を喚起する方もいるかもしれません。それの楽しみ方について一介の演出家ごときが強制できることではありません。ここまで記事の一言が敏感に反応されることは自分の想像力では足りませんでしたし、「オペラグラス禁止ね」という言葉だけでは暴論と取られても仕方ないかもしれません」と記した。
そして「ただこのままでは「推しの俳優ばっかり見るな」という皮肉を吐いたと誤解されそうなので、一応、その言葉の真意について語らせて下さい。そしてこれはあくまで自分の勝手な思いであって、演劇全般の話ではありません。あくまで一介の演出家の私見です」と切り出すと、自身の思いを長文にわたってつづった。
赤堀氏が作・演出を担当する同作は、荒川良々、丸山隆平、上白石萌歌らが出演する。
■報告全文
インタビュー記事に関するお詫びとお知らせ(2025年7月23日)
このたびのインタビュー記事に関連し、観劇に際してのルールや方針についてご心配の声を多数頂戴しております。
あらためて、下記の通りご案内申し上げます。
本公演では、オペラグラスのご使用や服装に関する制限は一切設けておりません。
東京・大阪・福岡、全会場において、お客様がどのようなスタイルで観劇されるかは自由であり、それを妨げるようなルールもございません。
インタビュー内での発言は、「本多劇場ほどの空間であれば、肉眼でも俳優の表情や空気感をじかに味わっていただけるのではないか」といった趣旨に基づく一見解として述べたものであり、観劇スタイルやファンの皆さまを制限する意図は一切ございません。
本件により、ご不安やご不快な思いをおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
お客様それぞれのご判断にて、安心して自由にご観劇いただけますと幸いです。
皆さまのご来場を、心よりお待ち申し上げております。