King & Prince・高橋海人(高=はしごだか)、俳優の中村倫也がW主演を務める、TBS系金曜ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課(読み:ドープ マヤクトリシマリブトクソウカ)』(毎週金曜 後10:00)。長谷川晴彦プロデューサーが第1話の裏話や撮影秘話を明かした。


 本作の舞台、謎の新型ドラッグ【DOPE】が蔓延する近未来の日本。物語は、存在が世間に公表されていない秘密部署・麻薬取締部特殊捜査課、通称「特捜課」に異動した新人麻薬取締官・才木優人(さいき・ゆうと)が、才木の教育係で型破りな陣内鉄平(じんない・てっぺい)とバディを組み、個性豊かな仲間たちと共に【DOPE】が巻き起こす事件に挑む姿を描く。互いに秘密を抱えながら、次第に影響し合い成長していく人間ドラマと、本格アクションシーンが融合する新時代の作品となる。

 第1話の中盤、屋上で才木と陣内が議論を交わすシーンについて、長谷川プロデューサーは「夕陽狙いのシーンだったので、限られた時間での撮影でした。実はこのシーン、高橋さんと中村さんと僕とで、数日にわたり、かなりの意見交換をしています。台本に才木が泣くとは書いていないのですが、高橋さんも中村さんも最高のパフォーマンスがあって、あの涙に繋がったと思います」と明かす。

 さらに、高橋・中村・井浦とは、キャラクター造形や脚本に関しても多くの意見交換をしているようで、「それぞれのご意見がハッとするほど素晴らしいし、生活の中でずっと本作のことを考えてくださっているのだと痛感します」と語った。ほかにも、泉(久間田琳加)と歩いているジウ(井浦新)が国会議事堂の前で異能力を発動するシーンは、井浦のアイデアで誕生したという。第1話は各キャストたちとの意見交換の末、作り上げられていた。

 さらに、視聴者に衝撃を与えた冒頭18分での山口始役・伊藤淳史の退場については、「伊藤さんは第1話で天に召される役でしたが、男気を見せてくださり、気持ちよく引き受けてくださりました。魅力的なエリート官僚を素敵に演じていただきました。今後も山口が出てくるかどうかは、またのお楽しみに」と含みを持たせて語った。
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