櫻井が武蔵三郎を演じる“占拠シリーズ”は2023年『大病院占拠』、24年『新空港占拠』と続編が制作され、今作は3作目となる。占拠シリーズの醍醐味は、面で顔を隠した武装集団から次々に突きつけられる要求と、迫りくるタイムリミット。物語が進むにつれて、犯行の動機、犯人たちの素顔が明らかになる。しかし、明らかになればなるほど、隠されていた真実は深い謎を刻む。息もつかせぬ“どんでん返し”からの“どんでん返し”というスピード感のある展開が話題となった。第3弾の今作も、一瞬も気の抜けない完全オリジナルのタイムリミット・バトル・サスペンスとなる。
※以下、ネタバレあり。
放送局を占拠した「妖」は、人質の1人である都知事候補・三河龍太郎(北代高士)の闇を暴けと武蔵三郎(櫻井)に要求。2時間以内に暴けなければ、三河は熱湯につかり、火傷を負って死亡してしまう。
真相解明を急ぐ武蔵は、三河が代表を務めるサッカースクールのスタッフ・福江(岡部尚)を問い詰める。福江はおびえながら、「あの子がコックリさんに殺されたのは、俺のせいなんです!」と答えた。
三河の罪は、サッカースクールの生徒だった津久見玲央を虐待し、追い込んだことだった。
武装集団「妖」のメンバーであるアマビエは、ともさかりえが演じていることも明らかになった。ともさかは「香盤表や楽屋の名札もすべて役名で統一され、限られた役者さんしか妖の情報を知らなかったり、楽屋に戻らない限りお面を外していけないなど、徹底したルールの中で撮影をしてきましたが、やっと解禁できて少しホッとしました」と、正体を明かさないよう細心の注意を払いながら撮影に挑んでいたとコメントを寄せた。
【コメント全文】
妖のビジュアルが発表された段階から、SNSなどのキャスト予想の声をお聞きしていました。みなさまの期待を裏切るようで何だか申し訳ありません(笑)。
3話までアマビエのお面をつけて芝居をしていたので、素顔で芝居をするのが照れくさいというか、恥ずかしいというか、これまでに感じたことのない不思議な気持ちを味わっています。
香盤表や楽屋の名札もすべて役名で統一され、限られた役者さんしか妖の情報を知らなかったり、楽屋に戻らない限りお面を外していけないなど、徹底したルールの中で撮影をしてきましたが、やっと解禁できて少しホッとしました。
これから明らかになっていく他の妖メンバーの背景やさまざまな真実。どれもこれも見逃せません。ぜひ最終話まで楽しんでいただけましたら幸いです。
(個人的には不死身すぎる武蔵が大好きです!)