人を笑わせることに命をかけた“エノケン”こと喜劇俳優・榎本健一の波乱の人生を又吉が新作戯曲として書下ろし、市村が主演する新作舞台・音楽劇『エノケン』。市村に加え、松雪泰子、本田響矢、豊原功補が出演する。10月7日~26日に東京・シアタークリエにて上演されるほか、大阪、佐賀、愛知、川越公演も予定している。
共演者4人と又吉、そして演出家のシライケイタ氏も登場した今回の製作発表。主人公のエノケンを演じる市村は、同舞台について「とにかく又吉さんの本(脚本)次第だなと思っていて、楽しみに待っていました。出来上がった本を、暗くなった時に部屋に閉じこもってめくったんですけど…感動しました。いい本ができました。本当にありがとうございます」と脚本を絶賛。
続けて「又吉さんは十分責任を果たしたので、僕らがさらに素晴らしいものにして皆さんにお見せしたいなと思います」とこれからのけいこ・本番に向けて意気込みを伝えた。それを聞いた又吉は「安心しました。よかったです(笑)」と顔をほころばせ、「公演を楽しみにしております」と期待を語った。
しかし、舞台で50年以上のキャリアを持つ市村でさえ「大変」だという脚本だそうで、さらに初めてだというシアタークリエでの上演。