同曲は、経済的な理由などで誕生日を祝えない親子を支援する「シェアケーキ」プロジェクトを通じて、子どもたちへの“プレゼントソング”として制作されたもの。
楽曲制作は、「シェアケーキ」に賛同した村上信五が昨年6月に発足させた「ケーキのWA」プロジェクトを軸に進行。村上がプロジェクトリーダーを務め、清塚信也、ヒャダインに呼びかけたことで楽曲制作が始動した。「ケーキを贈る子どもたちへバースデーソングを作りたい」という3人の提案により、今回のリリースが実現した。
3人は無償での協力を快諾し、ヒャダインが「ハッピーバースデーを『ケーキのWA』のみんなで歌ったら楽しくていいなと思います」と語ったことから楽曲制作が始まった。レコーディングは今年6月に行われた。
同曲は、1年に1度の誕生日を迎える子どもたちだけでなく、保護者への感謝の気持ちや、「家族ではないけどたくさんの大人たちが見守っている」「君は大切な存在だよ」というメッセージが込められた内容となっている。
ジャケットイラストは、漫画『コウノドリ』の作者・鈴ノ木ユウ氏が描き下ろしており、同氏も無償で参加した。
「シェアケーキ」は、2021年にスタートしたチャリティーサンタの活動のひとつ。経済的困難や病気、ひとり親世帯などの事情により誕生日を祝えない子どもたちに、寄付を原資としてホールケーキを贈る取り組みで、今年5月時点では月500台を超えるケーキを届けている。
「ケーキのWA」プロジェクトは、そうした見えにくい社会課題を広く伝えることを目的として、村上が命名・発起人となって立ち上げたもの。チャリティーサンタ代表の清輔夏揮氏が村上のラジオ番組「村上信五くんと経済クン」(文化放送)にゲスト出演したことがきっかけとなり、プロジェクトが始動した。