松本潤が主演を務める、TBS系日曜劇場『19番目のカルテ』(毎週日曜 後9:00)。今回は、鹿山慶太役の清水尋也にインタビュー。
主演の松本ら共演陣との撮影秘話を語ってくれた。

 本作は、病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる19番目の新領域・総合診療医を描く新しいヒューマン医療エンターテインメント。主演を務める松本は、キャリア30年目にして自身初となる医師役に挑戦する。

 改めて本作への出演について問われた清水は「僕自身、医療を題材にした作品が初めてで、期待や緊張がありました」と告白。それでも脚本を読んで「今作は医療ドラマですが、一味違ったヒューマンドラマ要素や、エンターテインメント要素もある。もちろんシリアスな側面もあり、そこを尊重しつつ、時にはクスっとできたり、心温まる瞬間があったり…。さまざまな方に医療従事者の現状や総合診療科というものの存在に自然と興味が持てるような温度のあるすてきなお話だなと思いました」と話した。

 そんな清水が演じる鹿山慶太は、滝野と同期で3年目の内科専攻医。「考えても答えが出ないことを考えるのは無駄」と達観している。そのため、実直で理想と現実の間で葛藤する滝野に呆れている節がある…という役どころだ。

 同期の滝野みずき役・小芝風花とは共演シーンが多く「共演者の中では世代が近いので、現場の中でもお話をさせていただく機会が多くて、空き時間にメイクをしながら『ここのシーン、どうしましょうか』や、合間合間で『ここのセリフをこうしたら、もうちょっとやりやすいですかね』とか。お互いにアイデアを出したり相談しながら芝居を一緒に作っていって、いいシーンになればいいなという思いで撮影をやらせていただいています」という。


 また、主人公・徳重晃役の松本とは「2回目の共演」だといい「初めて共演させていただいたときから印象は変わっていません」と明かす。

 続けて「『目が何個付いてるんだろう?』と思うくらい現場を把握されている。カメラや照明、いろんな撮影の要素を全部考えてお芝居を作っていらっしゃる」とリスペクトの眼差しを向け「頭の回転の早さと視野の広さは羨ましいなと思いますし、頭の上がらない思いで日々、勉強させていただいています」と感謝の思いを口にした。

 最後に8月10日放送の第4話の見どころとして「ちょっとひねくれた部分のある鹿山ですが、徳重先生と触れ合い、時にはぶつかることで鹿山の過去への向き合い方、滝野への向き合い方、患者さんへの向き合い方などが変化していく。第4話ではそういった鹿山の成長がうまく描ければと思ってお芝居をさせていただきました。見ている方にもそれが伝わればいいなと思います」と視聴者に呼びかけていた。
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