1964年の出版以来、長きにわたって愛されるロアルド・ダールの原作小説『チョコレート工場の秘密』をもとに、2013年6月にイギリスで誕生したミュージカルを2023年に日本版を初演。
日本版の上演にあたっては、オリジナル初演版の演出を踏襲して再現する「レプリカ・ミュージカル」ではなく、新演出、新たな表現に挑む才能豊かなクリエイターが集結した。日本版翻訳・演出は、東京2020パラリンピック開会式の演出を手掛けたウォーリー木下氏が担当。
そのほか、訳詞はミュージカル『シカゴ』『キンキー・ブーツ』などで評価を受ける森雪之丞氏、振付は、光一の楽曲でも数多くの振付を手掛けるYOSHIE氏、実力派のJAZZダンサーであり近年ミュージカルの振付でも注目されてきたホープ・松田尚子氏。美術や衣装など本作のビジュアル面を統括する「アートディレクション」を新たに設定し、日本のカワイイ文化を代表するアーティスト・増田セバスチャンが起用された。
主演のウィリー・ウォンカを演じるのは初演に引き続き、DOMOTOの堂本光一。昨年24年間の歴史に終止符を打った『SHOCK』シリーズや『ナイツ・テイル騎士物語』でミュージカル主演としても広く認知されている。
そのほか初演に引き続き、チャーリーの母で、夫を亡くし貧しくも家族を必死で支えるバケット夫人役を観月ありさ、バイエルンで肉屋を営む、グループ夫人役を鈴木ほのか(初演は森公美子とのWキャスト)、何でも1番でないと気が済まない娘バイオレットの父親・ボーレガード氏役を芋洗坂係長、ロシアの富豪のわがまま娘ベルーカの父親・ソルト氏を岸祐二、コンピューターオタクで引きこもりのマイクの母親・ティービー夫人役を彩吹真央、かつてウォンカの工場で働いていた経験を持ち、チャーリーの夢を叶えさせてやりたいと願っているチャーリーの祖父・ジョーじいちゃん役を小堺一機が演じる。
2026年3月27日から31日までは埼玉・ウェスタ川越、4月7日から29日までは東京・日生劇場、5月に福岡公演、6月に大阪公演が上演される。
■キャストコメント
▼堂本光一
世界中色々なところで公演が行われている『チャーリーとチョコレート工場』ですが、僕としては日本の『チャーリーとチョコレート工場』が一番じゃないかと…!あまり自分が出ている作品でこういう言い方をすることはないのですけど、自信を持ってお送りしたいなと思っております。自分としては日生劇場という場所も、本当に久しぶりです。ずっと『SHOCK』を帝国劇場で演じさせていただいたのですが、その前に一度、日生劇場に立ったことがありまして、それ以来となります。
▼観月ありさ
2023年の日本版初演から3年、再演として『チャーリーとチョコレート工場』が帰ってくることに私自身もとてもワクワクしています!再びバケット夫人として舞台に立てることにも喜びでいっぱいです。座長の堂本光一さんはじめ、素晴らしいクリエイティブ・スタッフとキャストが再集結し、また共に「チャーリーとチョコレート工場」の世界を作れることがとても楽しみです。子役達もまた新たなメンバーになるので、今度はどんなチャーリーに出会えるのか、新たなチャーリーとの出会いも楽しみにしています。たくさんの方々に『チャーリーとチョコレート工場』の世界観を感じていただけたら嬉しいです!
▼小堺一機
また“ジョーじいちゃん”を演じられるなんて!こんな嬉しい事はありません!堂本光一座長の元、プロフェッショナルなスタッフ、キャストと夢の世界を創り上げお客様に喜んでいただける舞台にするために精進いたします!劇場でお会いしましょう!
■日本版翻訳・演出:ウォーリー木下コメント
甘みと苦味。複雑な香り。食べすぎると体に悪いし、鼻血も出る。でもやめられない中毒性がある。チョコレートの話でもあるし、僕が作りたいエンターテインメントの話でもある。「チャーリーとチョコレート工場」はまさしく僕にとってやりたいことが叶った“夢の工場”だ。