7人組グループ・なにわ男子の大橋和也が9日、六本木で開催中の『マイナビ サマフェス ROPPONGI SUNNY BEATS』のスペシャルイベント『リベンジ・スパイ ―特別ミッション―』に参加した。テレビ朝日系オシドラサタデー『リベンジ・スパイ』に出演する大橋を筆頭に、高橋光臣、塚地武雅、溝端淳平ら“かんさい男子”が、大橋の誕生日当日にさまざまなミッションに挑んだ。
このほど大盛況となったイベントリポートが到着した。

 同作は、復讐に燃えるスパイと、そのターゲットである社長令嬢が繰り広げる禁断の“スパイ・ラブコメ”。何者かの策略のせいでこの世を去った兄の復讐のため、“表”では持ち前の明るさと人懐っこさをフル活用し、人脈を次々と広げていくひとりの青年・菅原優我(大橋)。一方、“裏”では、亡き兄から大切な情報を奪った犯人を捜すスパイとして暗躍するが、情報を得るために近づいた社長令嬢・藺牟田花(渋谷凪咲)のことを好きになってしまい…。

 「藺牟田メディカルデータ」のイケメン専務・桜小路章役を高橋、優我の頼もしきスパイ仲間・岡山浩次郎役を塚地、志半ばで謎の事故死を遂げた優我の兄・菅原尚之役を溝端が演じている。

 大勢会場に駆けつけたファンが手に持つグリーンのペンライトに、大橋は「草原のよう! 安らぎを感じます!」と満面の笑み。会場の熱気に高橋も「ドラマの勢いを感じますね」と目を丸くした。現在第4話まで放送されているが、塚地が「会う人、会う人に『リベンジしてね!』って言われるんです」と笑わせると、溝端も「先ほども大橋くんが前を向いてサッと階段を下りて登場して…さすがだと思いました」と盛り上げた。

 そして第4話までのダイジェストと、ここでしか見られない第5話のスペシャル予告が上映。第3話の優我と花との初デートでケバブサンドをほおばるシーンが流れると、大橋が「これ、めっちゃおいしかった!」とマル秘エピソードを披露。出勤した優我が、花と桜小路に向けて一発ギャグを披露する場面(第4話)では、高橋が「笑いをこらえるのがしんどかった。現場では20回くらいやって、厳選したものが放送された」とコメントすると、大橋は「リハから全部ギャグを変えていました。
笑わせて、渋谷さんの肩を揺らせたら勝ち!みたいな(笑)」といった裏話も飛び出した。

 一日限りの結成となったかんさい男子がミッションにチャレンジ。「リベンジ・スパイ」と関西への愛があれば必ずクリアできるとのことだが…。最初のミッションは「本物を見破れ! 大橋和也が選ぶ好きなシーンベスト1」。大橋が選んだ好きなシーンを3つ、高橋、塚地、溝端が見て、そのうち2つは別の出演者が選んだシーンというもの。3人が力を合わせて、大橋が実際に選んだシーンを当てていく。

 大橋への質問もOKとのことで、大橋は見破られないように上手に演技をしなくてはならないのだが、自信満々の様子。第1話のラストシーン、第1話のシャチのパフォーマンスシーン、第4話の優我の出社時のギャグシーンが出そろうと、周囲に促され大橋が生で決めせりふ「見―っけ!」をステージでお披露目。客席から黄色い声援がわき起こった。

 3人で相談した結果、答えはギャグシーンに。しかし正解は「圧倒的なパフォーマンスが第1話を締めくくった感じで大好き」としてシャチシーンを挙げ、なんと罰ゲームとして溝端が大橋考案の一発ギャグをやるハメに…。冒頭の企画から大盛り上がりとなって「本編ではこれからも、新しいギャグが見られるかも?」(大橋)と語った。


 続く2ndミッションは「あのシーンを関西弁でリベンジせよ!」『リベンジ・スパイ』かんさい男子バージョン。大橋、渋谷をはじめ関西出身者が多い『リベンジ・スパイ』の現場だが、標準語のせりふに苦労しているそうで、そんな現場でのうっぷんをリベンジすべく、脚本家の松田裕子氏と竹園元チーフ監督が選出したシーンを“関西弁バージョン”で再現。特に松田は、このコーナーを楽しみにしていたそうで、ハードルはグッと上がる。

 「関西弁と標準語のスイッチの切り替えが難しいんです」と大橋は現場での苦労を語りつつ、第1話で優我がリベンジを決意する大事なシーンを再現。くじ引きで大橋が尚之、溝端が浩次郎、塚地が優我、そして高橋がト書きを読み上げるパートに振り分け。ぶっつけ本番の演技をステージで見せたものの、優我が『ミナミの帝王』状態となって会場は大爆笑。「関西弁で演じると感情が伝わってきました。楽しかったです!」と大橋も満足げで、会場に駆けつけていた松田からも大きな拍手が送られた。

 3rdミッションは「鳴っているタイマーを『見~っけ!』せよ! ジリジリ解除ゲーム!」。2人1組に分かれ、ステージ上に隠された3つのタイマーを制限時間内に全て解除するというゲームだが、全部「見~っけ!」しないと椅子に縛られた“人質役”が大変な目に遭うことに…。優我と尚之の「菅原兄弟チーム」と桜小路&浩次郎の「こうじ&こうじろうチーム」で争うが、先攻でタイマーを探すことになった大橋に不正が発覚する。

 無事に解除とはなったが、高橋、塚地に加え、味方チームの溝端からも罰ゲームとしてくすぐられることに。
大橋は「なんで!?」と戸惑いつつ、実際にくすぐられると「もう嫌やぁ~~~~!!」と大絶叫。このコーナーも会場から笑い声が絶えることはなかった。

 続いて、会場に来ることができなかったキャストからVTRでメッセージが。岡山真之介役の織山尚大からは「『なんでやねん』の正しい言い方を教えてほしい」との質問が寄せられたが、事務所の先輩である大橋は織山の印象を「現場にアイデアをすごく持ってきて、シーンの先を考えてくれている。『俺も頑張らないと!』といつも思わせてくれる」と絶賛。

 かんさい男子の4人はそれぞれ“喜怒哀楽”の「なんでやねん」で応えることに。しかし、哀の「なんでやねん」を表現した大橋の身体を張った大ボケに、全員から総ツッコミが入る事態に。藺牟田隆一役の高嶋政伸からの「共演中に見つけた僕との共通点は?」との質問に、大橋は「僕も高嶋さんもホラーが大好きなんです。怖い作品を教えてもらったので、落ち着いたら見てみようと思っています」と回答した。

 渋谷もVTRに登場し、何を語るのかと思えばこの日9日は大橋の28歳の誕生日ということで、会場は「♪ハッピーバースデートゥーユー」の大合唱。大きなケーキが登場すると、観客席はペンライトの花が咲き、大橋が息を吹きかけると灯が消えていくという演出が。しかし、いくら吹きかけてもなかなかペンライトは消えず…。
お笑い偏差値の高いファンたちに「消えるの少ないって!」と笑いを誘われた。サプライズ大成功となった大橋は、「28歳になりました。いつもたくさん応援してくださり、ありがとうございます!」と感動の面持ち。「28歳も、みなさんと好き好き同士でいたいなと思います!」と約束した。

 ラストミッションでは「かんさい男子の『初心LOVE』初披露で真夏の六本木を沸かせよう!!」。大橋が「お茶わん山盛りのご飯を、あげるあげる、うれしいうれしい、やったー…そんな感じで(笑)!」とフリの心得を高橋、塚地、溝端にレクチャー。実際に踊ってみせるも、その出来栄えに満足できず、「これじゃやっぱりラストミッションは成功と言えないな」(溝端)、「悔しいけれど、僕らじゃ真夏の六本木が沸くまではいけなかった!」(塚地)、「でも、ひとついい方法があると思うんです!」(高橋)と提案。

 それが「優我、ここはひとつ主題歌の『アシンメトリー』を踊って見せてくれないか?」(塚地)というもの。「わかりました! 今日の『―特別ミッション―』、僕のダンスで成功に導いてみせます!」と大橋が『アシンメトリー』を見事なパフォーマンスで披露し、「28歳、最初のダンスでした!」と語った。会場の熱気はこの日一番の盛り上がりに。ファンからの「アンコール」に応じ、大橋は2回目も披露する大サービスとなった。

 改めてイベントの感想を問われたかんさい男子はそれぞれ、「“28歳、はじめまして”の僕ですが、ファンの方々がお祝いしてくださりうれしかったですし、共演者のみなさんと登壇できたこともうれしかったです。
スタッフさん含め、たくさんの方が携わってひとつのイベントが完成できました。みなさん…ずっと、ついてきてください! 大好きやで!!」(大橋)、「幸せと愛に包まれた空間でした!」(高橋)、「朝から遅くまでの撮影でも、大橋くんはいつもプラス思考。太陽のような男なんです。一生ついていきます!」(塚地)、「ファンのみなさんにも感動しました。大橋くん本人のように空気の読み方がすごかったです!」(溝端)と語り、イベントは大団円を迎えた。

 同イベントの夜の部は、動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」でライブ配信を実施。昼のコーナーとは別の内容やコメントも盛りだくさんとなっており、近日予定のアーカイブ配信で視聴できる。また、TELASAでは『リベンジ・スパイ』本編、メイキング『「リベンジ・スパイ」潜入報告!』も独占配信中だ。
編集部おすすめ