動画配信サービス「Netflix」でシーズン1を独占配信中の実写版『ONE PIECE』は、2026年にシーズン2の配信を予定。この日はシーズン2の初出し映像が世界初上映され、さらにシーズン3の制作決定も発表された。
ステージには、アニメ版に続き実写版でもウソップ役を務める山口勝平がMCとして登場。レゴブロック製の“電伝虫”が着信音とともに運び込まれると、受話器から流れたのはイニャキの流ちょうな日本語の声。「日本の皆さん、こんにちは。モンキー・D・ルフィ役のイニャキ・ゴドイです。『ONE PIECE DAY』楽しんでいますか?」と呼びかけ、「行きたいなぁ。行こうかな」と続けると、会場後方から本人が登場した。
「ここで大丈夫?」と立ち位置を日本語で確認し、「こんにちは。皆さん、イニャキ・ゴドイです。よろしくお願いします」と笑顔であいさつ。
ルフィ役が決まってから日本語を学び始めたというイニャキは「まだまだです」と謙遜しつつ、「皆さんと話したくて日本語を勉強しています。少しでも『ONE PIECE』のことがわかりたいです」と熱意を語った。さらに「日本でも少し暮らしていました。焼き肉とか、焼き肉とか、焼き肉とか」と語り、笑いを誘った。
また、メキシコ出身のイニャキが母国語のスペイン語をファンに教える場面もあり、交流を楽しむひと幕も。シーズン2の初出し映像上映後には「たくさんの新しいキャラクターが登場します」とアピールした。
映像では、ローグタウン、リヴァース・マウンテン(双子岬)、ウイスキーピーク、リトルガーデン…といった世界が映し出され、秘密犯罪会社バロックワークスの副社長であり最高司令官のミス・オールサンデー(演:レラ・アボヴァ)や、ミス・ウェンズデー(演:チャリスラ・チャンドラン)、海軍本部のスモーカー(演:カラム・カー)といったクセ者たちも登場。さらには、船すら見下ろす巨人ブロギー(演:ブレンダン・マーリー)や、ケタ違いの大きさを誇る巨大クジラ、ラブーンの姿も…。
南アフリカ・ケープタウンでの撮影の思い出を聞かれると「思い出は…ない」とまさかの回答。「ちょっと怠け者なので、場面の合間(空き時間)はよく寝ていました(笑)」と言った後、「何か、思い出しました。「2ヶ月くらい(新田)真剣佑さんと運動しました。
シーズン2については「グランドラインはワンピースの世界で最も危険な場所。そこにいる海賊はもっと強い」と話し、南アフリカでの撮影現場に原作者・尾田栄一郎氏が訪れた際のエピソードも披露。「尾田さんが『これなんですか?』といろいろ質問していて、楽しかった」と笑顔で振り返った。
さらに、映像の最後に映し出された“シーズン3制作決定”の文字について「シーズン1を観てくれた皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。最高のシーズン3を作れるように…真剣佑さんと運動します。毎日…いや、週末」と笑わせた。
最後は「シーズン2は来年始まります。それまではもう一度シーズン1を観てください」と呼びかけ、会場全員で「行くぞ!グランドライン!」と声を合わせてイベントを締めくくった。