俳優・磯村勇斗が主演を務める、カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(毎週月曜 後10:00)第5話がきょう11日に放送される。磯村と、ヒロイン演じる堀田真由がコメントを寄せた。


 ドラマタイトルの略称は『ぼくほし』。連続テレビ小説『あさが来た』、大河ドラマ『青天を衝け』など、数々のヒット作を世に送り出した脚本家・大森美香氏が書き下ろすオリジナル新作。

 独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公の白鳥健治(磯村)が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣され、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。主人公にとっての良き理解者となるヒロイン・幸田珠々(堀田)、理事長・尾碕美佐雄(稲垣吾郎)、さらに生徒や教員たちが物語を織りなす。

 第4話では、1年梅組の期末テストの成績および学習評価欄が、副校長・三宅(坂井真紀)のミスによって全校生徒に漏えいする事件が発生。天文部への入部を希望していた1年の江見(月島琉衣)は、自分の成績が最下位だと周囲に知られ、さらに三宅からの評価欄に“トンチンカンな面あり”と書いてあったことを知り、大きなショックを受ける。責任を追及された三宅は謝罪をして学校を辞めようとするが、スクールロイヤーの健治(磯村)は江見の母(安藤玉恵)と会い、問題の根本は1人のミスではないと主張、また江見の素晴らしさを伝えた。

 SNSでは「“正しさ”よりも“気持ち”言葉を尽くして向き合う対話の物語」「江見ちゃんのお母さんの涙にグッと来た」「そのままで生きていいよ、無理しなくていいよと教えてくれる感じがする」「このドラマを見てると空を見上げたくなる」といったコメントが届いた。

 きょう午後10時より放送される第5話では、天文部が夏休みに健治の家で夏合宿を行うことに。これまで一度も人を家に呼んだことがない健治だったが、美しい星空に思いをはせる生徒たちの姿や山田(平岩紙)の言葉から、生徒の希望をかなえてあげたいという気持ちが生まれ、決意する。天文部をサポートすることになった珠々(堀田真由)も健治の家を訪れることになり、学校を離れ、たわいもない会話に笑みをこぼし、リラックスしている健治の姿に思わず見入ってしまう。健治もどこか珠々を意識し始め、小学生時代の記憶と過去の傷を打ち明けていく。


 また、コスモプラネタリウム渋谷監修のもと、堀田がナレーションを務めるプラネタリウム企画が、YouTubeで公開中。美しい映像に合わせて堀田が優しい声で星空を解説し、入眠へと誘う特別なコンテンツとなっている。

■磯村勇斗、コメント
夏合宿の撮影で、天文部のみんなで星空を見に行ったのですが、満天の星空がとても綺麗でした。
学校外での先生と生徒たちの様子を、美しい映像で楽しんでいただきたいですし、視聴者の皆さんにも青春のような感覚を一緒に味わっていただけると思います。
また、5話では夏合宿を機に、堀田さん演じる幸田先生と健治の距離が一気に近くなり、これまで話してこなかった過去の深い部分を打ち明けます。
健治にとっては「学校が嫌いになった」傷でもありますので、その過去を打ち明け、共有できる存在ができたということが大きいですし、6話以降の僕たちに大きく関わる回だと思います。

■堀田真由、コメント
今回は天文部の合宿回ですが、学校ではない場所だからこそ生まれる会話が注目ポイントです。
自然の風景を舞台に、映像として本当にキレイなシーンが多いと思います。
星好きの江見ちゃんと高瀬くんの、これまでにない表情も見られました。
かわいかったですね。
私は「過去を知ることで今のその人を知ることができる」と思っていて。
過去の健治さんが見えてくることで、ようやく「こんな過去を持っているから、健治さんは今こんな理由で学校が嫌いなんだ」と共感することができました。

それを機にまた6話からちょっとずつ距離が変わっていきます。
健治さんと珠々の関係性はひとことでは表せないので、観ていただく中で、皆さんにいろんな解釈で楽しんでいただきたいです。
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